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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

森工塾「舞茸原木栽培」④伏せ込み(7/18)

舞茸原木栽培連続講座第4回目はホダ木の伏せ込みです。

これまでの講座の様子はこちらをクリック
>>>舞茸原木栽培連続講座①
>>>舞茸原木栽培連続講座②
>>>舞茸原木栽培連続講座③
>>>プランター伏せ込み

3月1日に植菌した原木が、
4か月半でこんな具合に白い菌で覆われました。
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全部で68袋ある中で、雑菌におかされたのはわずかに二袋。
この5年間で最高の出来でした。

参加者の三浦さんも自宅で培養したホダ木をご持参くださいました。
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これまで毎年参加して下さる三浦さんは、
毎回のように青カビ(雑菌)にやられていましたが、
今年は培養袋のしわに入り込むほど完熟してくれたと、
嬉しそうに報告してくれました。

今朝はあいにくの大雨。
しかし、このホダギを梅雨が終わる前には伏せこみたいとの思いから、
予定通り実施しました。
数名の参加者の方が残念ながらお休みされたことから、
このブログにて詳細をご報告いたします。
(少々長い文章になりますが、しばしのお付き合いを)

今年から新しくろうきん森の工房の近くに舞茸畑をつくることになりました。
2年前、薪割り用に大きなアラカシを倒したところに大きなギャップ(空き地)が出来ていて、
そこをみんなで開墾しました。
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ホダ木を伏せこむ深さは土壌の水分条件によっても異なりますが、
今回はホダ木の高さと同じ15cm程度の深さまで掘りました。
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培養袋からホダ木を取り出します。
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このプ二プ二感。
ベタベタ感は全くなく、プラスチック製品のような、
何とも言えない気持ちよさ!

ホダ木は上下間違わないように立てたまま隙間なく並べます。
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こうやって密集させることにより菌が集まって大きなきのこの収穫が期待できます。
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今回、ここ古城山ふれあいの森で採取した天然舞茸から培養した菌と、
購入した舞茸菌の二種類の菌を接種しました。
培養している時は全く気づかなかったのですが、
袋から出してみると、講師の津田先生が両者の違いに気付きました。

古城山の株はぷよぷよした白
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購入した株は菌糸の回りが薄めで黄色っぽい感じ
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収穫した舞茸の味や香り、食感の違いが楽しみです。

埋め戻す前にもう一度触ってみました。
ああ気持ちいい。
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ちょっとかじってみた人も!
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食感は目玉焼きの白身。
舞茸の味はまだしません。

作業の手がすいたので、
塩田さんは何やら作り始めました。
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斜面の上り下りがしやすいように階段づくり。
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皆さんそれぞれが自分の得意分野を生かして、
森にある材料で里山整備。
いい光景です。

掘った土で埋め戻します。
隙間にもしっかりと土が入るよう丹精込めて。
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ホダ木の高さまで埋め戻します。
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ホダ木の上部は舞茸が発生する際に、
枝分かれする部分に土が巻き込まれないように、
粒の細かい赤玉土で覆います。
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厚さは2~3cm程度。
赤玉土を使うことにより、ホダ木の隙間もしっかり埋まってくれます。
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次に落ち葉かきです。
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その裏では竹の伐採。
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割って、さいて、日よけの支柱をつくります。
鉈を叩く木槌も、シラカシの立ち木を使ってつくっちゃいました。
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乾燥防止のマルチングとして硬い樫などの落ち葉を敷き詰め
ドーム型の支柱を建てます。
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寒冷紗を掛けて出来上がり。
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いやあ、舞茸畑ができました!
感無量です。
半日の作業でしたが、
里山に眠っているお宝を使って、
みんなで楽しく過ごした里山の時間。
持ち込んだものは舞茸菌を半分と少しの赤玉土、寒冷紗のみ!

今年の9月下旬か10月上旬に、
天然舞茸にも劣らないと言われる原木栽培の舞茸が食べられる予定です。
連続講座の最終回(収穫、試食)は9月26日(土)に開催します。
最後だけの単発参加もOKです。
お楽しみに。
(おの)
  1. 2020/07/18(土) 18:27:05|
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春のろうきんの森

今年の春は、桜が例年よりも早く咲き始めましたが、
花冷えの続いたお陰で随分長い間目を楽しませてくれました。
桜満開

そして春と言えばタケノコ。
ろうきん森の学校岐阜地区のフィールドにはモウソウチクの林があり、
4月中旬にはニョキニョキと顔を出します。
タケノコの収穫
タケノコ採りは毎年イノシシとの競争なのですが、
コロナよりも先に岐阜県内で大流行した「豚コレラ」の影響なのか、
今年はイノシシの姿を全くと言っていいほど見かけません。
それも寂しいニュースです。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、
一般の方を対象とした春の講座は中止となりましたが、
こんな時だからこそ森の学校スタッフは技術研修です。
換気の良い屋外において、
少人数で、
互いの距離をとりながら、
技術の研鑽に努めています。
スタッフ研修

早く状況が良くなって、
皆様とお会いできる日を楽しみにしています。

(おの)
  1. 2020/05/09(土) 16:45:42|
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かみえちごに行ってきました!2020(3月27日・28日)

今年度2019年4月から新潟県上越市の
「NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部」さんが
ろうきん森の学校の仲間入りをしました。

昨年12月の訪問時に出会ったのがこのろくろ。
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実は10年前、私がグリーンウッドワークをはじめて間もないころに制作した
足踏みろくろ第一号機なのでした。

「かみえちご」さんには2009年12月にスプーン講座の講師としてお邪魔しました。
>講座の様子

その際、足踏みろくろと削り馬、刃物類をご購入いただいたのですが、
その後、この道具たちは使われることなく箱に収納されていたそうです。

そして巡り巡って10年目の春(まだ3月ですが)
箱から出されたろくろは、再度日の目を見ることとなりました。
今回このろくろの不具合もしっかりメンテナンスさせていただきました。
アフターサービスは怠りません!

例年なら雪に閉ざされる豪雪地帯の桑取地区ですが、
今年はカタクリやフキノトウが出迎えてくれました。
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今回スタッフと地域の方を対象としたろくろの研修ということで、
まずはろくろの組み立てから皆さんに手伝っていただき、
指輪づくり、一輪挿しづくりに挑戦してもらいました。
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使用する材は、休耕田のサワグルミ。
一通り道具の使い方を覚えていただいた後は、
ワイングラスをつくったり、
思い思いに好きなものに取り組む方もいらっしゃいました。
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出来上がった作品は焼きペンで焼いてみたり、クルミ油で塗装したり。
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この後グリーンウッドワークを続けていくための、
刃物のお手入れについても学んでいただきました。
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みなさんの感想です。
「10年前を思い出しながら削った。工房をつくって広めていきたい。」
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「10年前は参加できなかったので、ずっと憧れの存在だった。
違う樹種でも挑戦してみたい。」
「木を伐るところからプログラム化したい。本来は森に行ってつくって使う体験が大切。」
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「藁細工はやっているので、グリーンウッドワークもかみえちごでやっていきたい。」
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「おばあちゃんたちはお茶飲み会。私たちおじいちゃんはグリーンウッドワークだな。」
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「10年来眠っていたろくろが生き返った!」

元気な皆さんと充実した2日間を過ごすことができました。
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今年度の出前講座もこれで終了。
来年度も、生木の木工を全国のみなさんと一緒に楽しみたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(おの)
  1. 2020/03/31(火) 08:36:45|
  2. ┗ ろうきん森の学校
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【ろうきん森の学校】森工塾「足踏みろくろで木の器づくり」開催しました(3月15日)

3月15日
令和元年度最後の森工塾(もっこうじゅく)は
人気講座の「足踏みろくろで木の器づくり」

これまで当協会では、
丸い棒を挽くスピンドル用の足踏みろくろを使って器を挽いていましたが、
今回新しく器挽き用の足踏みろくろを制作しました。
名付けて「ろうきん初号機」
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そして、もう一台。
工房「きのこま」を主宰している大村さんも、
自宅工房に設置したろくろを改良した
「きのこま2号」を制作。
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今回の講座でこの2台がお披露目となりました。

新型コロナの影響を心配して、
数名の方からキャンセルのご連絡を頂きましたが、
その数を上回るキャンセル待ちの方たちのお陰で、
今回も満員御礼となりました。
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グリーンウッドワークみえを立ち上げた上長野さんは、
先週のシュリンクポットに引き続き、
2週連続森工塾にご参加いただきました。
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「ろくろの作業はめちゃくちゃ楽しかった。
ろくろで出る線が大好き。満足!」

グリーンウッドワークかんさいの栗原さんは、
新しい足踏みろくろをぜひ使ってみたいということで、
ご参加いただきました。
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「ろくろが安定していた。
刃物の研ぎも体験できて楽しかった。」

NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク代表の福島さんは、
「念願の足踏みろくろで器づくりに参加できた。
もっともっと広がるといい。」
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これまで何回も京都から通い続けて下さっている矢木さんは、
「禁断の領域に足を踏み入れてしまった。」
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そのほかの方からも、
「思うようにできないけれど、つくるのは楽しい。」
「家族からは止められたけど、来てよかった。」
「参加者のみなさんとつながりができて楽しかった。」
という感想を頂きました。
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来年度も「森の恵みを暮らしに生かす」森工塾を続けていきます。
是非ご参加ください。
(おの)
  1. 2020/03/24(火) 16:59:34|
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森工塾「シュリンクポットづくり」開催しました(3月7日)

先週の舞茸原木栽培に引き続き、3月2週目のろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)は
シュリンクポットづくりでした。
北欧で古くからつくられてきた容器で、
筒状に削った生の木に、
少し緩めの乾いた底板をはめると、
筒が乾燥して底板が締まるという、
グリーンウッドワークならではの工法です。

まずは玉伐りした生木の中心に穴をあけますが、
その前にクランプしやすいように平らな面を出します。
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木のハンドルがT型についたこのドリルは、
日本では昔から「ギムネ」と呼ばれていたそうです。
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スターエムのホームページによると
英語のGimletから訛ったもので、
木に回転させながら穴をあける道具を欧米では「ギムレット」というそうです。

竹中大工道具館では
「ボールト錐(きり)」
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大西工業株式会社からは
今もリングオーガーという名前で販売されています。

因みに、アメリカのジャロッドダールさんは
「Tオーガー」と呼んでいました。

世界各地で使われ、いろいろな名前で呼ばれている手道具ですが、
今なお入手可能なのが嬉しいですね。

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因みに、私たちが普段よく使う手回しドリル
(クリックボール:クリコ錐、英語ではBrace)
を使うこともできますが、
径の大きな穴あけは抵抗が大きく、
チャックが滑ってビット(ドリルの刃)が外れることが多いため、
この作業には一体型のリングオーガーの方が向いているようです。

さあ、穴が空いたらモーラのストレートナイフを使って
穴を広げていきます。
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刃の先端から根元に掛けてスライドさせながら削っていきます。

おしゃべりしながら穴あけ作業。
この時間が楽しいんです。
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内側が終わったら、外側の仕上げ。
様々なナイフワークを駆使して思い思いの形に仕上げていきます。
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皮を残して模様をつけた方も。
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底板をはめる溝をこれもストレートナイフで彫ります。
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乾燥材の板から筒の内径に合わせて底板を削り出して今日の作業は終了。

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あとは数日乾かすと、筒の溝に底板がしっかり嵌ってできあがりとなります。

みなさんの感想です。
・以前、スプーンづくりで学んだナイフワークが役に立った。
・つくっている最中は腕がだるく、疲れたはずなんだけど、
今となっては何がつかれたのかわからないくらい楽しかった。
・あっという間の一日。
同じ木からつくったのに、
いろんな色や模様の作品ができて、
それぞれ個性があって面白い。
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今回三重県からたくさんの方に来ていただきました。
これから三重県でもグリーンウッドワークの活動を進めていくそうです。
また、先週のマイタケ栽培から続けて参加して下さった方も。
どんどん森や木が好きな人たちの輪が広がって嬉しい限りです。

(おの)




  1. 2020/03/10(火) 18:07:22|
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