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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

かみいしづ里山大学に行ってきました!

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先日、スタッフ数名で「かみいしづ里山大学」に参加してきました。
林や草地などのいわゆる「里山」の景観の維持や観察を目的に、大垣市上石津町で16年間も継続されている活動です。
身近な山の木から採ってきた生木を使う木工を実践するグリーンウッドワーカーにとって、
「里山」の自然がかつて人の手によりどうやって維持されてきたのか、
そのメカニズムを理解することは非常に大切なことです。

<<2017年7月1日(土) かみいしづ里山大学>>

午前中は、上石津の「草生(くさおい)」へ。
草生とは、田んぼに陽があたるように森林の際を年2回刈り、草地になっているところのこと。
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カキランや、ウツボグサ
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モウセンゴケなどが見られます
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この日は花が咲いていませんでしたが、リンドウやセンブリなど、
今ではほとんど見かけなくなった貴重な草花を見ることができます。

ここは、今では地元の方が草生を維持しなくなったので
この「里山大学」で、みんなで勉強しながら毎年年2回の草刈りを継続しています。
そのおかげで、このような植物が見られる環境が維持されています。

いきものも、たくさん! この日だけで、蛇は3種類も見ました
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用水路では、トンボがまさに羽化中
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主催者の、応用里山研究所の田端さん。
作業の合間に里山の植物の話しを語りだしたら止まりません。
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午後からは、上石津の「里山学習林」へ。
ここは、昔の薪炭林と同様に毎年毎年違う区画を伐採して、
林の変化を観察しているところです。
里山林再生の様子の見学と、植物観察を行いました。
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試験伐採した区画。
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最近ではシカが増えてしまったので、シカの食べない植物しか残っていないとか。。。
それも自然ということで。。。

里山学習林の中には、ひっそりと「ササユリ」も生えています。
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数年後には、みごとな花を咲かせてくれるのでしょう。

試験伐採した樹の活用として、ペレットを作っています
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前回、我田の森を視察した際に 森のなりわい研究所の伊藤さんも話されていましたが、
これも「現代の里山」の活用事例のひとつですね。

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この「里山大学」、昨年までは大垣市の主催で行われていましたが
草生の環境にずっと変化がなく、市での継続が難しくなり
昨年で市としての開催はなくなってしまったんだそうです。
でも、変化がないということは、貴重な草花を見ることができる環境を維持できているということ。

森での活動の成果というものは、数字や目新しさなどといった目に見える「ものさし」で測れるものではないんですね。

(かしわ)
  1. 2017/07/08(土) 10:09:14|
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