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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
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鵜籠の蓋とヘダテと脚

去年、某所に展示用として鵜籠(よつざし)を納めたんですが、今度はそれに蓋とヘダテと脚を追加してくれろという話があって、初めて作ることで引き受けるのはちょっと無茶かなと思ったけれど、材も形もすべて当方に任せてもらえたので、兎に角やっつけべえってんで出来上がったのが以下の通り。

鵜匠さんに聞いてみたところ、籠以外は全て、鵜匠さんが手元にある材料で作ってるってことでした。
蓋とヘダテの材料は今はほとんどヒノキのようですが、「スギでもヒノキでも何でもあるもんでええんじゃ」ってんで、今回はスギ。
芯材の赤が、何やら色っぽい。
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ひもは全てしゅろひもを使った。

この蓋はスギの一枚板だけれど、幅の狭い板を組み合わせることも多い。
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蓋を開くとヘダテが見える。
よつざしは鵜を四羽入れるので、二羽のペア(かたらい)で仕切るためのヘダテを入れてる。
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脚は分厚い孟宗竹。
横足を通す穴の下に節を持ってきて割れにくくしてある。
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写真では見にくいけれど、横足は縦足に通した先に節を持ってきて割れにくくしてある。
横足の両端に節が必要なんで、竹林の中でこの寸法の竹を探すのが一苦労。
横足と籠はひもで結ばないんだそうで、ひもがあるとそこに鵜のフンが溜まってしまうからという鵜匠さんの話。
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籠は取り替えても、蓋やヘダテは使い回すという話は聞いてたけれど、全て鵜匠さん(船頭さん)が作ってるとは意外でした。
以前関市所有の蓋付きの鵜籠を借りた時に、籠だけでなく蓋やヘダテも細かく採寸しといたのが役に立ちましたが、やっぱり作ってみないと解らんことが多いですね。

                         (キト)



  1. 2017/03/20(月) 12:44:50|
  2. 竹細工の技術継承
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