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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

岐阜に竹テントマスター誕生!

千葉のNPO法人トージバから講師をお招きし、『竹テントマスター養成講座』を開催しました。
農村に眠る資源を有効活用する取り組みを進めるNPO法人トージバ。
竹という素材を使い、現代のライフスタイルに合ったプロダクツを作ることで有効利用し、
里山の保全だけでなく、産業としても成り立つ仕組みを提供する取り組みとして、
『バンブーファクトリー』というプロジェクトを進めています。

今回作った竹テントは、2.6m×2.6mの折りたたみ式テント。
いわゆる運動会テントの支柱が「竹」になったもの。
見本で持ってきていただいたテントは、竹がしっかり乾燥していて非常に軽く、
私(女)でも一人で持つことができました。

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まずは、竹林へ行って材料調達から。
ここは「竹部会」が竹細工に使うために整備を進めている淡竹の竹林です。

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柱や梁のジョイントになる金物を実際に当てて必要な径の竹を伐り出していきます。

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竹テントの材料は直径50mm以下、竹細工の材料は直径60~70mm程度
竹テントは節の間隔が狭く肉厚な竹が向いており、竹細工に使う竹は節と節の間隔が長い方が好ましい、
と、同じ竹林の中でも上手く使い分けることができます。
竹を利用する目的が増えるとその分整備も進むはず!(というかやる気が出ます!)

必要な長さに切って軽トラで持ち帰ります。
これで竹テント2基分。

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次は焚火で竹の油抜き。
油抜きをすることで表面の汚れが落ち、虫に食われにくく、
また乾燥が早く進み割れにくくもなります。

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2日目は、いよいよ組み立て。
鋼管用の吊バンドやビニールハウス用のユニバーサルジョイントなど既製の金具を使います。
金具も道具もホームセンターで買えるものばかり。
竹テントの「普及」を考えるととても重要な要素ですね。

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柱と梁を組み、

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立ち上げてから、方杖(ほうづえ)と呼ばれる補強を入れていきます。
ここで驚いたのは、柱と梁を直角に固定するために長さも角度も測らず、
「見た目」で決めるということ。
自然素材である竹は、必ずしも真っすぐなものばかりではないため、
少し曲がったものは曲がったなりに、どちらを反った側にするかなども考慮しながら組み立てます。
「見た目」が直角であれば、もちろん見た感じがきれいに見える。
当たり前なことですが、自然素材を相手にするときとても大切なことだと思います。

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柱、梁よりも細い竹で屋根部を組み立て、

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再び立ち上げて、屋根部のバランスを取ります。これも「見た目」。

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シートをかぶせて完成です!
とてもシンプルな構造で美しいテントです。
グリーンウッドワークの足踏みろくろがとても似合いそうですね。
美濃市内でのお披露目は、4月23日(日)に開催の美濃市和っ紙ょいマルシェで。

参加者の方からは、
「ぜひまたこれを作って自分たちが所属する団体でも使いたい!」
「この技術を応用して、農業用ハウスを作りたい!」
などとても意欲的な感想が聞かれました。

そして、この『竹テントマスター養成講座』は岐阜県初上陸だそうで、
グリーンウッドワーク協会では、「竹テントマスター」として、
竹テントワークショップの自主開催を目指します。

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2月18日(土)~19日(日)に開催した
ろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)
「竹テントマスター養成講座」の報告でした。
(安藤)

  1. 2017/02/23(木) 23:57:43|
  2. 講座の実施報告
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