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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

柿渋の森づくり

古城山ふれあいの森は2年前に林道や遊歩道、管理棟などが整備されました。
管理棟付近にはかつて住宅があり、人が植栽したであろう木もいくつか残っています。
カキノキもたくさん生えていましたが、林f道整備でほとんどが伐られてしまい、
現在は伐り株から新しいヒコバエが育ちつつあります。
あと、6年くらいしたら柿の実が沢山生るかな?
そうしたらその実を絞って柿渋をつくりたいなと考えています。
10年間続く「ろうきん森の学校」ならではの壮大な夢でもあります。
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しかしなかなかそれまで待っていられないので、
環境保全モデル林第2号の我田の森から青柿を分けていただきました。
立春から数えて210日目の青柿が柿渋づくりには良いそうです。
この日の早朝から講師の加藤哲さんに収穫して来てもらいました。
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つくった柿渋は何に使いましょう?
木工愛好家の方たちは、木工旋盤で挽いた器の塗装に、
スプーンなどの木のカトラリーに、
椅子の塗装にも使えますね。
和傘の職人さんは、防腐剤として糊に混ぜたり、弁柄を溶くのに使うそうです。
田舎暮らしを実践している方は、家や生活の道具に使いたいとおっしゃっていました。
草木染めをされている方は、高い柿渋を買うよりも自分でつくってみたいということで、
ご参加いただきました。
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まずは、ヘタをとって種ごと四つに割ります。
ひたすら人海戦術です。
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ひたひたになるくらい水に浸して、ミキサーでつぶします。
入れ過ぎ、回し過ぎには注意です!
この暑さの中、ミキサーもオーバーヒート気味。
扇風機に当てたり、冷蔵庫で冷やしたりと、
トラブルもありましたが、それもまた楽しい時間でした。
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布で濾して青柿のしぼり汁のできあがり。
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こんなにたくさん絞ることができました。
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本日はここまで。
このあと数年間じっくりと育ててもらいます。
「それまで待てるかなあ?」
「3年待って使えるようになるのが楽しみ」
「ちゃんと使えるように3年間頑張ります」
と皆さん口々におっしゃっていました。
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お昼ご飯を食べてお腹がいっぱいになったら体を動かしましょう。
グリーンウッドワークで木のお家づくりです。
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柿渋づくりよりもこっちにはまったという方も(笑)

さあ、おうちの屋根に柿渋を塗ってみましょう。
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塗りたてはまだちょっと色が薄いですね。
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アンモニアを揮発させた容器の中に入れると
柿渋のタンニンが反応して発色します。
うだつの上がる町並みが出来上がりました!
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「もっと難しいと思っていた。一番難しいのは青柿を手に入れることかな?」
「暮らしの中で柿渋が使えるものを見つけたい」
「我が家流の柿渋をつくってみたい」
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一番うれしかったのは
「1年で使う分の柿渋を毎年この森につくりに来たい」
と言ってくださった和傘職人さんからのお言葉。
いずれはこの森で採れた青柿を使って、毎年みんなで楽しく柿渋をつくることができたらいいですね。

9月3日(土)に開催された、ろうきん森の学校森工塾(もっこうじゅく)
「柿渋づくりと木のアンモニア着色」の報告でした。
(小野)
  1. 2016/09/10(土) 07:21:33|
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