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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

森の恩恵を体感した一日でした

森に親しむための入り口ってやっぱり食べることじゃないでしょうか。

「山菜って山奥に入らないと採れないと思っていました。」と言われている方がいました。
実は道端にも食べられる木の芽や草がいっぱいあるんです。
特に人の手入れの進んだ明るい林に、山菜の成る植物は多く発生します。
そんな食べられる植物を解りやすく分類してくれるのがこの表。
森林文化アカデミーの柳沢先生は、山菜を「美味しい」と「楽に採れる」の二軸で考えます。
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たくさん採れても美味しくなければ意味がありません。
しかし、料理の手間を掛ければ美味しくなるものもあります。
その手間をどこに掛けるかはその人(の好み)次第ということです。

また、山菜は外敵から身を守るために防御物質を出しています。
それが、山菜特有の「アク」です。
しかし、人間にとってはそのアクが食欲をそそるんですよね。
植物の生存戦略の失敗とも言えます(笑)

参加者の方から、
「今日は食べられるもの、食べられないものを同時にたくさん教えてもらったので覚えきれない」
という感想をいただきました。
確かに、食べられるかどうかの見分けはそんなに簡単ではありません。
逆に、それを学んでいただいたことも本日の成果だったのではないでしょうか。
IMG_2239.jpg
因みに、上の写真の「ヤマハゼ」は「タラノキ」(タラの芽)に非常によく似ています。
この木はウルシの仲間で触るとかぶれる方も多いのですが、
新芽を天ぷらにすると案外美味しくいただけました。

今ではスーパーや道の駅で簡単に山菜が手に入ります。
しかし、自分で採った山菜にはプラスαのおいしさがあります。
それは、人類の狩猟民族としての血ともいいましょうか、
山に入って採る楽しさが、おいしさを倍増させるんです。

植物は昔からヒトと深いかかわりを持って利用されてきました。
そのため標準和名以外にその地方でいろいろな呼び名があります。
天ぷらにすると美味しいタカノツメはこの地方では「カタナノキ」と呼ばれています。
茎が刀の鞘のようにスポッと抜けるからだそうです。
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その他に「イモノキ」とも呼ばれていたそうです。
これは、材が芋のように柔らかいところからきているそうです。
タカノツメよりもっとおいしいといわれる「コシアブラ」も材としてはよく似ていますが、
こちらはコンテツと呼ばれることが多いようです。

今年の開催日は昨年より1週間遅く、
また、この冬は暖冬で春が早かったこともあり、
コシアブラやタカノツメは葉が随分大きく開いていました。
しかし、他にも食べられるものがいっぱいあります。
津田先生のおすすめが「フジ」です。
花も葉っぱも豆の風味があってなかなかいけます。
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この日の成果です。
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タケノコご飯の竹の子は、3日前にこの森の竹林から掘りあげました。
(イノシシと競走で掘り当てた今年初めての収穫でした)
何よりもこの里山ごはんを楽しみに、昨年に引き続き参加していただいた方もいらっしゃいました。

さあ、森の扉を開いた皆さん、
森の恵みを暮らしにつなげるために、
今年もまた、ろうきん森の学校に足をお運びください。
IMG_2278.jpg

4月23日(土)ろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)
「森の恵みを味わう(山菜編)」の報告でした。
(小野)
  1. 2016/04/23(土) 21:32:39|
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