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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

林の調査を行いました

5月16日(土)美濃市古城山環境保全モデル林において、
第2回目のろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)「森林の成り立ちを知る」が
開催されました。

今回も4月に引き続き、森林文化アカデミーの柳沢先生と津田先生に講師をお願いして、
林の調査を行いました。
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樹幹解析という手法を用いて林全体の成長履歴を調べ、
伐採すると何年でどんな林になるのかを推測し、今後の整備計画に活かします。

生憎の小雨ではありましたが装備は万全、2班に分かれて林の中に入りました。
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まずは対象木の胸高直径を測ります。
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各高さ毎の年輪を読むために木を伐採します。
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伐採した木の樹高をメジャーで実測します。
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子どもたちもお父さんと一緒にお手伝いしてくれました。
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1m毎にディスク(円板)を採取します。
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今回伐採した木は、コナラ、クリ、アラカシ、ウワミズザクラの4本
アラカシにはマイマイガの幼虫が・・・
今年も大量発生の予感です。
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クリにはクリタマバチの虫こぶがぎっしりと付いていました。
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太くて伐り倒せない木には、生長錐という道具を使います。
木に穴をあけてコアを採取するのですが、年輪の中心を狙うのは至難の業です。
このタマミズキは28~30年生であることが解りました。
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採取したディスクを管理棟に持ち帰り、年輪の数を読みます。
この調査によって、直径方向の生長量と樹高方向の生長量の両方が解ります。
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クリはグリーンウッドワークの椅子の材料として有用な樹種です。
今回伐採したこのクリの木は、年輪の幅が狭く成長が遅いことが読み取れます。
クリタマバチによる被圧が原因かもしれません。
樹齢は25年、落ちた栗の実から育った「実生更新」と思われます。
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その他の3つの樹種については、樹齢19年~22年、
伐採された切り株からヒコバエが育った「萌芽更新」と思われます。

これらの調査から、このエリアは約20年前に
皆伐に近い整備の手が入っていたことが推測されます。
今回はサンプル数が少なく、樹冠に届く高木層(一番高い木)の調査もできなかったため、
この林を代表する標準的な基礎データは得られませんでしたが、
調査を続けたいという参加者からの要望もいただき、
今後につながるイベントになったと思います。
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お昼にはすっきりと空も晴れ渡り、お待ちかねの里山ごはんです。
旬のタケノコとフキ、ワラビなどを具に、サンショウをのせたちらし寿司
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美味しくいただきました
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次回ろうきん森の学校は6月6日(土)初夏のガイドハイクと木の指輪づくりを行います。
お昼ご飯もお楽しみに!
(小野)
  1. 2015/05/19(火) 00:38:01|
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