郡上本染めの職人さんから、藍染めを行う際に使う籠の注文がありました。
手前の黒っぽいのがずっと使ってて藍色に染まってしまった籠。
我々の師匠が作ったものだそうで、その代品を弟子 (向こうに立っている人) が作った、ということになるんですね。

底。

藍の汁に浸かっていると、竹の柔組織が解けだしてしまって皮と維管束だけが残っている状態なんで、全体にボソボソで、もっこりした感じに見えます。
触ると破片がバラバラ落ちます。

鵜籠(よつざし)を作ることが出来るのであれば、こういう六つ目の籠は難しくない。
だけど脚の曲げは別でして、まだ慣れていないけどこれはきれいに出来てます。
こういう注文がもっと入ってくると良いですけどね。
(キト)
- 2015/03/19(木) 17:05:44|
- 竹細工の技術継承
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