5月6日。連休最後の休日。
小雨の降る中、研修会が開かれました。
今年の研修のテーマは「スプーンづくり」。
メンバーの堀さんが持って来てくれた、ケヤキで挑戦です。
まずは、いくつかのスプーンを眺めて
スプーンの形をイメージしてみます。

柄はどのくらいの細さにするのか、
どんな角度が持ちやすいのか
匙面は、まるいのか、楕円なのか…

ケヤキの丸太を選んでみます。
グリーンウッドワークのスプーンは丸太を、
こけしのように足踏みろくろで削り、
真ん中で割り、2本とるやり方でつくるため、
なるべく、節がなく、削りやすいものを選んでいきます。
こういう個性的な丸太は、指輪づくりにとっておきましょう。
さて、削り心地は…

どうやら、少し堅いようです。
やはり、建材や家具に使われるだけあって、どうやら、サクサクとは削れない様子。

クリの木も用意して、どちらか選び、それぞれ削り始めます。
削り馬である程度削って、次は足踏みろくろへ。


今日は、森林文化アカデミーの新1年生が見学に来て体験中。

形ができたら、いよいよ、まんなかで割る作業です。
フロー(万力)と木槌をつかって割って行きます。

クリはスパンと割れましたが、堅いケヤキはどうでしょう?
スプーンを立てて割るより、横にしたほうが
堅い木の場合やりやすいようです。
きれいに割れました!

削り馬に固定して、匙面と柄の角度をつけていきます。

角度が決まったら、クランプで固定して、匙面をノミで削っていきます。

もくもくと木と向き合い、削る時間はあっという間。
夕方には、スプーンが削りあがりました。

初体験。
新1年生みなさんもそれぞれ、スプーンを完成させました。



グリーンウッドワークでは、スプーンづくりをこれからも、さまざまな木を使って
楽しんで行こうと思っています。(弥)
- 2009/05/12(火) 12:49:06|
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