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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

ロビン・ウッドさんの器づくり

久々にイギリスの話題をお送りします。
4月末に、イギリスのグリーンウッドワークによる木の器づくりの第一人者、
ロビン・ウッドさんの工房を訪ねました。

日本には昔、良質な木を求めて山を渡り歩き、そこに小屋を建てながら
手挽きろくろで器を挽く木地師という職業がありましたが、
イギリスにも木の器を挽く歴史がありました。
しかし、器を挽く最後の職人さんが50年ほど前に亡くなり、
その技術は途絶えていました。
そこで、器づくりの技術をよみがえらせるためにロビンさんは、
ロンドン郊外にある博物館に収蔵されている道具や写真を見て、
独学で学んだそうです。

ロビンさんの工房はナショナルトラスト財団が所有する敷地内にある
農業小屋を改装してつくられています。
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器づくり用の足踏みろくろは、私たちが普段使うようなタイプと違い、
非常に重厚につくられています。
重い木の塊を挽くためには、これくらい頑丈でなくてはいけません。
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実演をしていただきましたが、魔法のようにシュルシュルと削られていき、
ものの10分で器が一つ完成したのには驚きました。

我々も体験させていただきましたが、普段使い慣れない刃物に苦戦しました。
CIMG0244.jpg

外にはガスを使った窯があります。
刃物はもちろん全て自作です。
CIMG0230.jpg
以前は自動車のスプリングを伸ばして使っていたそうですが、
最近は専用の鋼を買ってくるそうです。

この刃先、日本の木地師さんが使うカンナとそっくりです。
CIMG0236.jpg

工房案内のお礼に、お椀をプレゼントしました。
木地はグリーンウッドワーク協会の仲間で器挽きを得意とする井丸富夫さんに挽いていただき、
仕上げは久津輪さんの奥さんが漆で仕上げました。
CIMG0129.jpg
ロビンさんはとても喜んで下さいました。

どこの国にもそれぞれ昔から伝わる独自の技術がある。
それを大切にして欲しいとおっしゃっていたことが印象に残りました。

ロビンさんのブログに掲載されました>>>クリック
(小野)

  1. 2011/08/25(木) 00:26:58|
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