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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

マイクさんの椅子づくり~シービング~

みかん割りに割った材を、削り馬に乗せて削ります。
以前は斧でチョッピングして細くしていましたが、慣れない人には危険なことと、道具が一つ余分にいることから、最近は割った材をそのままドローナイフで削るそうです。

まずは、片側から15cm程度の長さを、直径40mm程度の円柱に削ります。
CIMG0112_convert_20110518223458.jpg

ガイド用の治具として、内径が40mmの水道管用の塩ビパイプを輪切りにしたものを使います。
このパイプが通れば40mmの丸棒が完成するわけです。
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片側が15cmほど削れたら、ひっくり返して挟み直し、片側から順に削っていきます。
この際、直線に削るわけではなく、木の繊維に沿って削っていきます。
木目に沿ってドローナイフの平らな面を下にして、大きな削り屑を出しながら成形していきます。
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この作業、「割る(cleaving)」と「削る(shaving)」の中間と言うことで「シービング(sheaving)」とマイクさんが名付けました。

常に同じ方向から削り進めることにより、木目通りにシービングすることができます。
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2本の脚は必ずしも左右対称にはなりません。
節の周りには微妙なカーブもできます。
しかし、同じ丸太から割った材を使えば、同じような位置に節などを合わせることができます。
マイクさん曰く「骨のような形で、自然な表情になる」
「生きているものを使って、生きている人間がつくればこうなる」
とのことでした。

4人で2脚の椅子をつくるということで、一人一本ずつ後ろ脚を削っていきます。
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表面を更にKunz製の内側にカーブしたスポークシェイブで削ります。
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以前は平らなスポークシェイブを使っていたそうですが、最近はこのタイプを多用しているそうです。
材の高いところだけが削れて便利です。

手で触って段差がなくなる程度まで仕上げたら、曲げ木の作業に掛かります。

つづく(小野)
  1. 2011/05/18(水) 22:54:36|
  2. イギリスのグリーンウッドワーク
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