GWWlogo

人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

今年もいわきに行ってきました

年の瀬も押し迫った12月25日、26日の二日間掛けて、福島県いわき市の「NPO法人いわきの森に親しむ会」を訪れました。
昨年の7月にスプーンづくり講座を開催しましたが、今回はスツールづくりに挑戦です。
いわきの森に親しむ会では「木育」をキーワードに生活に使えるモノを木でつくる取り組みに力を入れています。
その活動の拠点として今年の11月に立派な木造の四阿(あずまや)が完成しました。
DSC03988_convert_20101229015754.jpg
材料に使われたスギは自分達で伐りだしたそうです。

今回、スツールづくりに使用する材は60年生のクリの丸太です。
DSC03907_convert_20101229015207.jpg

参加した10人は、今後グリーンウッドワークの指導者となるべく選ばれた精鋭たちです。
DSC03921_convert_20101229015239.jpg
平均年齢六十○歳!みな元気です。
10人で2脚のスツールをつくるべく、作業分担して取り組みます。
脚は足踏みろくろで、貫は削り馬にまたがって削ってゆきます。

一日目に脚10本、貫20本の粗削りが完了しました。
DSC03930_convert_20101229015338.jpg DSC03931_convert_20101229015405.jpg

普段のスツール講座ではここで1ヶ月間の乾燥期間を空けるのですが、遠くいわき市に何度も通うことは難しく、今回は2日連続での強行軍です。
脚は、薪ストーブの近くに温風ヒーターを設置し、一晩強制乾燥を掛けます。
DSC03939_convert_20101229015443.jpg
貫は予め用意した乾燥材と交換して仕上げていただくことにしました。

指導者養成講座ということもあり、道具の手入れも皆さんに手伝っていただきました。
DSC03929_convert_20101229015310.jpg
生木を削った刃物は放っておくと錆びてしまうので、椿油を塗ってメンテナンスを行います。

2日目は大忙しです。
午前中に仕上げ削りを完了し、午後から穴あけ、組み立てに掛かります。
DSC03948_convert_20101229015514.jpg
ここからは二班に別れて、協力しながらの制作です。
DSC03960_convert_20101229015545.jpg
時間に追われながらも、笑い声が絶えず、楽しみながら作業が進んでいきます。
DSC03975_convert_20101229015649.jpg

最高齢の木田さんはなんと81歳。
DSC03971_convert_20101229015620.jpg
年齢を感じさせないほどお元気で、非常に丁寧な作業に感心させられました。
出来上がった椅子のすわり心地は良好とのことです。

<参加者の方々の感想です>
・共同作業の素晴らしさを実感した。
・いい汗をかいた。本格的な木工に満足した。
・大人の遊びだと感じた。老後の財産になる。
・丸太から角材にして更に丸くするという工程に驚いた。目からうろこだった。
・はじめはついていけないと諦めかけたが、皆に励まされて頑張れた。
・いわきの森の材料で再度椅子づくりに挑戦したい。

今回新たに、足踏みろくろと削り馬のセットを一式購入していただきました。
新しいものをどんどん取り入れていく「いわきの森に親しむ会」の姿勢には、大いに見習うところがあります。
DSC03985_convert_20101229015718.jpg
次回お伺いする時には、ロビーに木のスツールがたくさん並んでいることでしょう。
(文責:小野)
  1. 2010/12/29(水) 02:19:27|
  2. 講座の実施報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<実寸大の鵜籠(製作途中) | ホーム | 離乳食のスプーンづくり>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://greenwoodwork.blog112.fc2.com/tb.php/191-e7d63da8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)