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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

morinosの椅子づくり(2月4日・後半)

morinosの椅子づくり
後半の部を開催しました。

1月16日の前半の部から3週間弱

制作するスツールの横の部材(貫)はしっかりと乾かして、
縦の部材(脚)は乾燥しないようにビニール袋に詰めておきました。
そうしたら、脚が・・・
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元々腐食が始まっていた材ではありましたが、
密封していたことにより、更に腐食が進んでしまいました。
乾かさないにも限度がありますね。
さあこれが吉と出るか凶と出るか!

前回は森の中での椅子づくり。
今回は工房の中でと思いましたが、エアコンがメンテナンス中で使用不可。
外の方があったかいんじゃないかということで、
引き続き野外での椅子づくりとなりました。
この方がやっぱり気持ちがいい。
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しっかり乾燥させた貫の重量を量ってみます。
174gのコナラの貫が乾燥後は110g
乾燥して重さが63%になりました。
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コナラの計測実績はこれまでありませんが、
クリにほぼ近い数字が出ました。

161gのヒノキはなんと62g
39%という驚異的な変化。
IMG_20200204_094653.jpg
白太(辺材)の部分は非常に水分が多いので、
その水が抜けたことにより
乾燥率が大きくなったのだと思われます。

それではヒノキの心材(赤身)を調べてみましょう
IMG_20200204_094645.jpg
まず乾燥前の重さはなんと64g
同じ一本の木なのに白太の161gの半分にも満たない重量です。
貫の長さは同じです。
一本一本の加工精度により体積が違ってくるため、
一概にここで比較はできませんが、
随分差があることに驚かされます。
そして乾燥後の重量が54gと更に驚きです。
乾燥率は84%
赤身は元々水分が少ないため乾燥率も大幅に小さいのです。

コナラ    174g→110g 63%
ヒノキ(辺材)161g→62g 39%
ヒノキ(心材) 64g→54g 84%

これぞ生木を扱う醍醐味!
勉強になりますね。

暦もちょうど立春
森のようちえんのお母さんたちと
おしゃべりしながら楽しく南京がんなタイム。
IMG_20200204_114253.jpg

節分の鬼を退治した子どもたちも加わって、
椅子づくり会場は森のようちえんと化しました。
IMG_20200204_124333.jpg

こんなに長い削りくずが出たよと誇らしげ。
IMG_20200204_124313.jpg

すっかり時間も押してしまい、
だんだん日が沈んできました。
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それでも日暮れ前には5脚のフレームが組み上がりました。
IMG_20200204_155411.jpg

腐朽菌の入った脚は素敵な「スポルテッド」模様の椅子となりました。
IMG_20200204_170024.jpg
海外ではこの模様が珍重されるそうです。

日もとっぷり暮れましたがここでは終わりませんよ。
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室内に移動して座編みの開始です。
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アクリルテープの椅子が一番早く編み上がりました。
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ヒノキとコナラでそれぞれ1脚ずつ編んで、椅子の重量差を比較してもらいます。

その他、真田紐、ペーパーコード、イ草ロープなど
いろいろな素材で編み上げました。
IMG_20200204_190343.jpg
この椅子は現物見本としてmorinosで使ってもらう予定です。

現役学生、OB・OG、ドイツからの留学生、教職員、カメラマン、
その他大勢のみなさんの協力でできあがった椅子。
IMG_20200204_191422.jpg

みんなでつくる森の椅子。
morinosの定番プログラムになってもらえると嬉しいです。
(おの)

  1. 2020/02/21(金) 08:16:20|
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