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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

小原かごづくり特別講座~イントロダクション

滋賀県長浜市、旧余呉町の小原地区、
1980年、ここに丹生ダム(にうダム)建設が計画され、
1995年に水没予定地区での離村式が執り行われました。

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↓廃村となった小原地区を訪ねる小原かごツアーの様子はこちらから
小原かごツアー

しかし、周辺自治体の水利権放棄や自然環境への影響の懸念など様々な要因から、
2014年にダム建設を中止する方針が決定されました。
時代に翻弄された小原かごの郷
ここに伝わる木の籠づくりの技術をただ一人受け継ぐ「太々野 㓛(ただのつとむ)」さん(82歳)に講師をお願いして、
計4日間の特別講座を開催していただきました。
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会場はウッディパル余呉です。
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<小原かごの起源は?>~白子皇子のお話し~
今から800年ほど前、
天皇家に生まれた白子を隠すためにこの地に御所を建てました。
手先の器用な王子はモミジの木を薄く剥いで編んだ木籠づくりを考案し、
人々に広めたそうです。
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<小原かごの種類は?>
お茶を摘むかご
養蚕に使うかご
八百屋のゼニかご
鉈かご
「ワシらの子ども時代まで使っていた」赤ちゃんを育てるかご
(このかごは、ナラの木が使われていました)
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<いつつくられていたの?>
殆どが兼業で雪に閉ざされる冬の作業だったそうです。
そんな中でも小原かごづくりを専業で行う職人さんも数人居て、
一年を通して遠く山を越えて出かけ、その地で木を伐ってかごをつくる、
そんな生活をしていたそうです。

<どんな木を使うの?>
一般的にイタヤカエデを使います。
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この地にイタヤカエデがいっぱいあったから(環境的要因)、
もしくは、選択的に残されてきたから(人為的要因)なのでしょうか。
太さは10cmより少し大きいくらい。
「あまり大きすぎると持ちだすのに大変」だそうです。
大きなかごで1m10cmの長さが必要で、
根元に近い一番玉が最良とされ、
その中でも節のないまっすぐな樹しか使えません。
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さあ、この材を使っていよいよかごを編むための材料、ハゼづくりです。
つづく

(おの)

  1. 2019/02/05(火) 13:58:05|
  2. その他
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