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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

器部会~焼き戻し~

先週に引き続き、器挽き用刃物の制作です。
本日の新兵器はこれ。
ジャスコで980円で購入した天ぷら鍋。
温度計付きです!
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これにサラダ油を入れて、さあお料理!
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いえいえ、今日はこれを使って焼き戻しの作業です。

先週の作業は焼入れをして終わりました。
焼入れの処理によって鋼材の強度は増しましたが靭性(じんせい)が低くなりました。
・・・じん性って何??
簡単に言うと粘り強さのこと。
じん性が低い刃物は、もろく欠けやすいということです。
(難しい話ですみません。実は私、以前某製鉄会社に勤めていました)

実際に、先週焼入れをした第一号の刃物は、ちょっとした衝撃でもろくも刃先が割れてしまいました。
ショック(涙)
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焼き戻しとは、粘り強さを増すための処理です。
200℃前後がいいとのことですが、温度計が200℃までしか表示がないので安全を見て180℃で30分程度処理してみました。

焼き戻しを待っている間、さあ今日も刃物打ちです。
先週の反省を踏まえ、用意した二つ目の新兵器がこれ。
75kgの蜂の巣と呼ばれる金床です。
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本日は3人で挑戦。
刃物打ちはやっぱり楽しい!
(男の子って火遊びが好きなんですね)
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本日の成果です。
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因みに、刃物づくりのために用意した炭素工具鋼SK3はインターネットで購入しました。
寸法表に無いサイズの製品も特注で対応していただきました。
↓山洞金物店のサイト
こちらをクリック


次回は刃先の成形と柄の作成です。

(小野)
  1. 2012/06/29(金) 23:44:59|
  2. その他
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煙山さんのスプーンその後

6月初旬に行ったスプーンづくり講座に参加してくださった、
北海道木育ファミリーの煙山さん。
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当日は、荒削りの状態で時間ぎれ。
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北海道に持ち帰り、仕上げ・乾燥後、オイルを塗ってできあがり。
こんな素敵なカトラリーになりました。
green-wood20(24)[1]

↓詳細は煙山さんのKEM工房のHP
こちらをクリック


6月9日に行われた木育ファミリーの総会では、煙山さんが岐阜での
グリーンウッドワーク体験を発表してくださったそうです。

↓木育ファミリーの総会の様子
こちらをクリック


いよいよ今年の夏、8月18日・19日
NPO法人グリーンウッドワーク協会、北海道進出です!

(小野)
  1. 2012/06/28(木) 23:44:15|
  2. その他
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総会を開催しました

先日、NPO法人グリーンウッドワーク協会の総会を開催しました。
今年で4回目を数える年次総会です。
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会員数も増え、岐阜県内だけでなく全国各地で会員の方々が活躍されるようになりました。
総会のあと交流会を開き、皆さんに作品の紹介や活動内容の報告、今後の抱負を語ってもらいました。
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出席できなかった方たちには、近況報告を兼ねて写真を送ってもらいました。
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ちょっとした作品展になりました。
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こんな差し入れもいただきました。
甘くて美味しい採れたての蜂蜜です。
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庭で採れた木の実や、お土産もどっさり集まり、楽しいひとときが過ごせました。
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そして何より、加藤哲さんが今日の日のために、この箱を新調。
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詳しくは、これから少しずつご紹介して行きたいと思います。

(小野)
  1. 2012/06/27(水) 00:56:50|
  2. その他
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器部会~刃物打ち~

グリーンウッドワーク協会の器部会では、これまで福島県で工房を構える井丸さんにつくっていただいた刃物を使って器を挽いていました。

この刃物を、西洋ではフックと呼びます。
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日本でも昔から木地師たちは、ほとんど同じ形をしたカンナと呼ばれる刃物を使って器を挽いていました。
そして、器を挽く木地師たちは使う刃物を自らつくっていました。

私達も、これから器を挽いていくに当たり、刃物打ちの技術習得が必修になってきます。

そしてネットで購入したのがこの鋼材。
SK3:工具鋼と呼ばれる棒鋼です。
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加熱は七輪とバーベキュー用の炭、ふいごにドライヤーを使います。
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こんな簡単な設備でこんなに真っ赤になります。
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そして、見本のフックの形に似せながら打っていきます。
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鉄は熱いうちに打て!
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しかし、使っているアンビル(金床:カナトコ)はホームセンターで購入した5kgの製品。
これでは、充分にハンマーの力を受けることはできません。
まだまだ道具の整備が必要です。

水で焼入れをして本日の作業は終了。
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火起こしから始めて2時間ほどで、はじめてにしてはそれなりに満足のいく形に成形できました。

次回、焼き戻しの作業を行います。

(小野)
  1. 2012/06/22(金) 00:26:00|
  2. 講座の実施報告
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竹細工 ~ちょっと道草 石野家の笊の巻~

今回は、普段は台所で使われているらしい笊。
ずいぶんくたびれてきたので淡竹で作り直してくれろ、というので作ってみました。
依頼主は、神奈川大学の客員研究員であり、森林文化アカデミーの非常勤講師でもある石野先生です。

左が見本となった笊ですが、材料の竹の種類は解りません。
真竹ではないかと思うんですが柔らかすぎるようでもあり、はっきりしません。
右の笊が小生(キト)が作ったもので、材料は依頼の通り淡竹(ハチク)です。
直径はほぼ同じですが、背は少し高くなってしまいました。
淡竹で作ったせいか、全体的にかっちりしていて丈夫そうです。
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その底。
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真上から。
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横から見るとずいぶん歪んでいます。
(作り方の問題か、材料の質によるものか。それとも使い方が乱暴なのか?)
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我々の竹細工の師匠である石原さんは、多くの竹職人と同じように、人から頼まれて様々な笊や籠を作って来られました。
そうやって作れる物の種類を増やし、技術を高めてきました。
今回、小生も頼まれものを作ってみて、ほんの少しですが先輩たちの技術を頂くことが出来たし改善することもできたと思っています。
ただし、今回作ったものは、ひごの皮の一部が割れたり縁竹が小さかったりでちょいとまずいので、改めて作って依頼主に届けようと思っています。

               (キト)


  1. 2012/06/15(金) 23:11:04|
  2. 竹細工の技術継承
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北海道の木育

6月2日の木のスプーンづくり講座に、北海道から煙山泰子さんが参加して下さいました。
煙山さんは北海道の木育ファミリーの代表で、自身も札幌で「KEM工房」を主催されています。

この8月に我々グリーンウッドワーク協会が北海道の木育ファミリーに呼ばれて、イベントや講習会を開催する事になりました。

8月18日(土)に、むかわ町穂別の廃校で、8月19日(日)には札幌旭山公園森の家で木育カフェが開催されます。
内容はグリーンウッドワークの説明と実演、簡単な体験も行ってもらいます。

今回、事前研修と打ち合わせを兼ねて煙山さんにお越しいただきました。


木工デザイナーの煙山さんとお話をしていると次から次へとアイデアが湧いてきます。

ろくろといえばコケシ。ぎふ清流コケシなんてのはどう?
チェスのコマをろくろで挽いて、みんなでああでも無いこうでも無いといいながらチェスをするのも楽しいかも?
1人一本ずつボーリングのピンを挽いて、ボーリング大会も楽しそう!
ろうそくの蜀台、木の草木染め・・・・・etc

その話に刺激され、我らが久津輪さんが早速実践。
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きれいなプロポーションですね!
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私もこんな大きな塊をろくろで挽くのは初めてです。
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できあがりました。可愛いお人形!?
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ちょんまげを切って、首を・・・(失礼)
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きれいな球体に煙山さんも満足です。
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それでは、一投目
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ストライック!

煙山さんに、たくさんの刺激をいただいた一日でした。
(小野)


  1. 2012/06/08(金) 00:38:27|
  2. その他
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生木のスプーンづくりに挑戦

6月2日(土)森林文化アカデミーを会場として、木のスプーン講座が開催されました。
今回の参加者は女性が4名
ろくろを使ったスプーンづくりは皆さん初参加です。
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神奈川の永井さんは、なんと先月イギリスのマイク・アボットさんに師事して、6日間掛けて椅子づくりを学んできました。
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森の中の山小屋で宿泊したというつわものです。
マイクさんの勧めもあり、岐阜まで尋ねて来てくださいました。

京都の蔦壁さんは昨年の椅子づくりの参加者です。
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今回初めて足踏みろくろに挑戦です。

県内在住の永根さんは多治見の公民館で加藤哲利さんが講師を務めたスプーンづくりの参加者です。
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初めて生木を使ったものづくりに取り組みました。

そして、北海道から木育ファミリー代表で木工デザイナーの煙山泰子さんが参加してくださいました。
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お気に入りの大きな匙を持参、さあこれと同じ形にできるでしょうか?
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みなさん一日掛けてじっくりとものづくりに取り組んでもらいました。
3時の休憩は、講師の加藤さんが専門店で購入してきたコーヒーで一服。
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この時間が幸せのひとときです。

できあがりのスプーン達(途中の方も・・・)
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奥に見える造形物は???次のブログで紹介いたします。

<参加者の方々の感想です>
生木が柔らかくて、木のいい匂いがした。毎日やれたら幸せ
久しぶりに無心でものをつくる時間を味わえた。木の生っぽい感じが新鮮
初めての体験で楽しかった。もう1回やりたい

主催者の私どもも楽しいひとときを過ごさせていただきました。
参加者の皆様ありがとうございました。
(小野)
  1. 2012/06/05(火) 20:42:27|
  2. 講座の実施報告
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