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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

実寸大の鵜籠(製作途中)

いよいよ実寸大の鵜籠作りに挑戦です。
ただし、本物の鵜籠は淡竹ですが、今回は作業性が良い真竹で作ります。
下の写真が、石原さんが作られた淡竹の鵜籠の実物です。
実に優美な曲線ですが、これは鵜を入れたときに納まりが良いようにするための工夫です。
蓋や脚は鵜匠さんが付けるので、籠屋さんはここまでを作ります。
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胴の部分の材料で、ひごと底箍です。ひごの長さは六尺一寸(約1850mm)。
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最初の六つ目編みです。このようにヒゴを2本並編んでいきます。
竹割用の鉈は大きさの比較の為に置きました。
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底の六つ目編みが終わった状態です。ダビデの星がいっぱい。
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そこに底箍を組み込んだ状態で、これで底の部分は完成です。
先に作ったミニ鵜籠を並べてみました。ずいぶん大きさが違いますね。
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恥ずかしながら、小生が胴の部分の編みの作業に入って悪戦苦闘しているところです。
これまでも寸法が決まらず苦心しているのですが、これから先はもっと大変なようで、石原さんから「泣かされますよ」と言われてます。
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今回はここまでです。続きは来年、他のメンバーの進捗と併せて報告します。
皆さんよいお年をお迎えください。
                                (キトウ)
  1. 2010/12/29(水) 23:13:27|
  2. 竹細工の技術継承
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今年もいわきに行ってきました

年の瀬も押し迫った12月25日、26日の二日間掛けて、福島県いわき市の「NPO法人いわきの森に親しむ会」を訪れました。
昨年の7月にスプーンづくり講座を開催しましたが、今回はスツールづくりに挑戦です。
いわきの森に親しむ会では「木育」をキーワードに生活に使えるモノを木でつくる取り組みに力を入れています。
その活動の拠点として今年の11月に立派な木造の四阿(あずまや)が完成しました。
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材料に使われたスギは自分達で伐りだしたそうです。

今回、スツールづくりに使用する材は60年生のクリの丸太です。
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参加した10人は、今後グリーンウッドワークの指導者となるべく選ばれた精鋭たちです。
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平均年齢六十○歳!みな元気です。
10人で2脚のスツールをつくるべく、作業分担して取り組みます。
脚は足踏みろくろで、貫は削り馬にまたがって削ってゆきます。

一日目に脚10本、貫20本の粗削りが完了しました。
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普段のスツール講座ではここで1ヶ月間の乾燥期間を空けるのですが、遠くいわき市に何度も通うことは難しく、今回は2日連続での強行軍です。
脚は、薪ストーブの近くに温風ヒーターを設置し、一晩強制乾燥を掛けます。
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貫は予め用意した乾燥材と交換して仕上げていただくことにしました。

指導者養成講座ということもあり、道具の手入れも皆さんに手伝っていただきました。
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生木を削った刃物は放っておくと錆びてしまうので、椿油を塗ってメンテナンスを行います。

2日目は大忙しです。
午前中に仕上げ削りを完了し、午後から穴あけ、組み立てに掛かります。
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ここからは二班に別れて、協力しながらの制作です。
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時間に追われながらも、笑い声が絶えず、楽しみながら作業が進んでいきます。
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最高齢の木田さんはなんと81歳。
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年齢を感じさせないほどお元気で、非常に丁寧な作業に感心させられました。
出来上がった椅子のすわり心地は良好とのことです。

<参加者の方々の感想です>
・共同作業の素晴らしさを実感した。
・いい汗をかいた。本格的な木工に満足した。
・大人の遊びだと感じた。老後の財産になる。
・丸太から角材にして更に丸くするという工程に驚いた。目からうろこだった。
・はじめはついていけないと諦めかけたが、皆に励まされて頑張れた。
・いわきの森の材料で再度椅子づくりに挑戦したい。

今回新たに、足踏みろくろと削り馬のセットを一式購入していただきました。
新しいものをどんどん取り入れていく「いわきの森に親しむ会」の姿勢には、大いに見習うところがあります。
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次回お伺いする時には、ロビーに木のスツールがたくさん並んでいることでしょう。
(文責:小野)
  1. 2010/12/29(水) 02:19:27|
  2. 講座の実施報告
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離乳食のスプーンづくり

グリーンウッドワーク協会では、今年から新たな取り組みとして「離乳食のスプーンづくりを考える勉強会」を9月から行っています。
昨年から定期的にスプーンづくり講座を開催していますが、更に赤ちゃん向けに特化したスプーンづくりを考えようという取り組みです。
9月にはブレーンストーミングをしてこれからの活動計画を立てました。
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勉強会の参加者の中には被験者もたくさん居ます(笑)
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そんな取り組みの中、先日JR岐阜駅の駅ビル、アクティブGの「工房円」において、スプーンづくりの勉強会を行いました。
内容は、足踏みろくろを使わないスプーンづくりで、森林文化アカデミーの卒業生でスプーン作家の長岡かやさんに講師をお願いしました。
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今回使用する木は生木(グリーンウッド)ではなく、乾燥した木(ドライウッド)のホオノキでした。
以下は、参加者の堀さんのレポートです。


工程は,角材と同じ大きさになるように,方眼紙で上からと側面のラインをとります。
カーボン紙を角材と方眼紙の間に挟み,輪郭をなぞって木材にラインをうつします。
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カーボンラインにそって,糸のこで切ります。
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ますは上からのラインの片側,その後,切断面にもう片側の面を大まかに写して
側面部分を糸のこで切断。
だんだんとラインがでます。

その後,ナイフで細かく削ります。
ナイフは,右手に持ち,左手親指で押し出す感じです。
逆目に気をつけることが注意点です。
サジ面は,丸曲のみで彫ります。深さは幼児用の場合,2ミリということでした。
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かやさんは,保育所などに取材に行かれ,このような数値を聞かれたようです。

形ができてきたら,ペーパーで磨きます。
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ペーパーを180番→240番→320番→(水に浸して)→400番
かやさんのチェックの厳しさもあり,表面はつるつるです。
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赤ちゃんがもったり,なめたり,かじっても安全です。
仕上げはクルミ油でした。

作品は,やや形が小さくなったものの,満足いく形になりました。
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今回は,子ども自身が使うという形にしました。
子どもが喜ぶものと思い,動物の形にできないものかと・・・
家に帰り家内に見せると「女性みたいだね」と言われました。
なるほど!
また,スタンドを作って,立てて飾るのも,ちょっと良いアイデアかなと思っています。
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皆さんの完成写真です。
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美濃和紙作家「幸草(さいぐさ)工房」の加納さんも参加して下さいました。
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今回場所を提供していただいた円さん有難うございました。
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(小野)
  1. 2010/12/22(水) 01:33:50|
  2. 講座の実施報告
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一輪挿しづくり(つづき)

「今年最後」という言葉を良く使うようになりましたが、かみなり村での今年最後のグリーンウッドワーク講座が開催されました。
この日はクリの木を使った一輪挿しづくりでした。
朝から冷え込みが厳しく、工房内には暖房機器が点けられましたが、手も足も体全体を使うグリーンウッドワークでは、すぐに体がぽっかぽかになります。
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クリは前日のチョウセンミネバリに比べると堅い材ですが、皆さんすぐにコツを掴み軽快に削っていきます。
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最初の下書き通りに削る方、ノミの赴くままに形を生み出していく方、さまざまな思いが形になって行きました。
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偶然の形が、こんなきれいな表情をつくり上げました。
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この時季、花は少ないですが、道端の雑草も捨てたもんではありません。
素朴な一輪挿しには、道草が似合います。
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完成した作品に皆さん満足していただきました。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/20(月) 00:11:26|
  2. 講座の実施報告
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一輪挿しづくり

3週連続で開催されたかみなり村のものづくり講座。
指輪、キッチンペーパーホルダーに続き、今回は一輪挿しに取り組んでいただきました。

使用した樹種は、カバノキ科カバノキ属の「チョウセンミネバリ」という木です。
この木は広く朝鮮半島から中国東北地方、ロシア極東などに分布しますが、日本には関東、中部地方のごく限られた一部の地域にのみ隔離分布する非常に珍しい樹種です。
先日岐阜県郡上市白鳥の林で伐採されたものです。
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樹皮はシラカンバ(白樺)に似ていますが少しオレンジ掛かっています。
材は真っ白で非常に柔らかかったです。

本日の参加者の内、2名は2回目の参加でした。
指輪やキッチンペーパーホルダーの応用バージョンである一輪挿し。
グリーンウッドワークの作業に慣れてきて、表情にも余裕が見られます。
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お父さんとお母さんと三人四脚で形をつくり上げていきます。
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最後はやはり、つるつるピカピカに磨き上げます。
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滑らかな触り心地にうっとり。
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樹皮を活かして削ってみました。
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白樺のような模様がとても綺麗です。
白い肌は大根みたい。思わずかぶりつきたくなります。

試験管を穴に差し込んで、お庭の草花を活けました。
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それでは恒例、皆さんの笑顔をご覧下さい。
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子ども達はもちろん、お父さんお母さんにも楽しんでいただけたことがとても嬉しかったです。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/18(土) 22:22:03|
  2. 講座の実施報告
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納得の形を求めて

今年最後のグリーンウッドワークの木のスプーンづくり講座が開催されました。
使った材料はヤマザクラとミズメ。
これらの材には、樹皮に皮目という組織がはっきりと確認できます。
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この皮に浮き出た目玉。実は空気の取り入れ口で、冬も植物は幹で呼吸しているんです。

まずは、見本のスプーンの中から気に入った形のものを見つけて、型紙をつくります。
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半年振りに参加してくださった夏目さん。
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前回までは、なかなか思い通りの形にならなかったということで、今回は型紙に忠実に削り上げていきました。
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各工程ごとにじっくりと時間を掛けて、確認作業を怠りませんでした。

その甲斐あって、参加されたお二人とも曲線の美しいスプーンに仕上がりました。
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しかしまだまだ納得のいく形には仕上がっていないそうで、次回のリベンジを誓っておられました。

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何度つくっても奥が深いスプーンづくり講座。
来年も月2回程度のペースで開催したいと思っていますので、皆さん是非御参加下さい。
(日程は近日発表いたします→「年間スケジュール」をクリック)

(文責:小野)
  1. 2010/12/16(木) 00:25:33|
  2. 講座の実施報告
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木のキッチンペーパーホルダーづくり

先週末の土日にかけて、かみなり村もっくるにおいて、障がいを持つ家族向けの講座が開催されました。
今回は「木のキッチンペーパーホルダー」づくりです。
まずは、見本を見ながらどんな形状に削りたいかスケッチします。
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第一の工程はいつも通り、生木を割るところから始めます。
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今回使う材料はナラです。
堅くてなかなか手ごわいです。

次に銑である程度丸く削ります。
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障がいの程度によってできる作業も個人差がありますが、皆あきらめずに頑張ります。

いよいよろくろ作業です。
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家族みんなで助け合いながら下書きの形を目指して削り進みます。

下書きの時点でまっすぐの線が書けなかった子もいましたが、せっかく書いた滑らかな曲線。
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その曲線を再現して削ってみました。
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そうしたら、こんな素敵な形に出来上がりました。

仕上げはサンドペーパーと木の削り屑で磨きます。
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仕上がり具合はいかがでしょうか。
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すべすべの木肌に大満足です。

ろくろから外して、手回しドリルで下側に穴を開けます。
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下端と上端を鋸で切り落として軸の出来上がり。
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刃物も使い方を守れば子ども達にも安全に使ってもらえます。

ダボを取り付けた台に削りあがった軸を差し込んで完成です。
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まだまだ生木の軸ですが、乾燥すればするほどダボを締め付けて抜けにくくなります。

キッチンペーパーを差し込んで、お母さんおうちで使って下さいね。
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はじめて使う刃物ばかりでしたが、みんな楽しんでくれました。
最後に子ども達の笑顔をお送りいたします。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/13(月) 20:51:41|
  2. 講座の実施報告
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ラダーバックチェアのある生活

本日ご紹介するのはグリーンウッドワーク協会会員の佐藤さん。
定年を機に森林文化アカデミーでものづくりを2年間学んだ後、京都の古民家で田舎暮らし実践中です。

先日完成したラダーバックチェアです。
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佐藤さんのおうちには、たくさんの椅子があります。
今回のラダーバックのほか、グリーンウッドワークの研修会でつくったスツール、アメリカでつくったウィンザーチェア、授業でつくった椅子などなど。
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後ろの壁に掛かっているのはアカデミーの課題研究で取り組んだ竹製の「郡上魚篭」
生ビールとものづくりと田舎暮らし。
素敵なスローライフですね。
うらやまし~
(文責:小野)
  1. 2010/12/12(日) 21:51:17|
  2. 講座の実施報告
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車椅子仕様の足踏みろくろ

本日、かみなり村もっくるに於いて、グリーンウッドワーク講座が開催されました。
この講座に車椅子に乗った男の子が参加してくれました。
この度、ぎふ羽島ボランティア協会に納品した3台の足踏みろくろの内の1台は車椅子仕様になっています。
改良に至る経緯は2008年6月のブログをご覧下さい。
http://greenwoodwork.blog112.fc2.com/blog-date-200806.html
今回はその使い心地を実証する機会となりました。

まずは、ろくろの高さを一番低い位置に下げます。
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次に踏み板を固定する台の上に車椅子の車輪を乗せます。
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刃物台との距離を確認します。
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そして、踏み板の上に足を乗せます。
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しかし今回の男の子は足を自由に動かすことが難しく、設置位置の確認にとどまりました。
今回の検証でろくろの可動部が車椅子に接触したり、踏み板の位置に問題があったりと、いくつかの課題が見つかりました。
今後とも、障がいを持つ方にも使いやすい足踏みろくろの開発に取り組みたいと思います。

ということで、今回は手挽きろくろに挑戦。
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お母さんが息を切らしながら紐を引張ります。

みんなで協力しながら挽くろくろの作業で、工房が笑顔に包まれていました。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/11(土) 19:45:30|
  2. 講座の実施報告
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ラダーバックチェア完成(3)

今朝は車のフロントガラスにびっしりと霜がこびりついていました。
遠くの山肌はうっすらと雪化粧。
いよいよ冬本番でしょうか。

本日のラダーバックチェアは、長野県の加藤さん。
フレームをアンモニア着色した上にFlaxオイル(亜麻仁油)で塗装し、蜜蝋ワックスで仕上げたそうです。
座面は縦と横のテープの色を編み分けて、市松模様となっています。
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渋い茶色のクラシカルな感じが薪ストーブのある風景ととてもよく馴染んで、古きよきアメリカを思い起こさせますね。

もうお一方は、愛知県で工房を営んでいる福應さん。
紅葉で有名な豊田市の足助町で「木工ふくなり」という工房を共同経営しています。
彼女達は、地元の山の針葉樹を使ったものづくりができないかということで、生木の木工を勉強に来られました。
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フローやドローナイフ、スポークシェイブなどを購入していただきましたが、早速ドリューさん仕様のシェイビングホースを自作されました。
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ハイジのお爺さんが使っていたのと同じ一つの軸で材を押さえるタイプの馬です。
皆さんが短期技術研修で学んだ技術を実際の仕事に取り入れていっていただけて嬉しいです。
(文責:小野)
  1. 2010/12/10(金) 20:00:00|
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ラダーバックチェア完成(2)

すっかり冬らしい気候になりました。
皆様、風邪などに御注意下さい。

本日は静岡県で木工房を経営する平松さんです。
このラダーバックチェア
自然の中に置いてもしっくりと馴染みますね。
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次に美濃市の大原さん。
背板の裏のネームがとてもおしゃれ
木調のお部屋に置くと、アンティークな雰囲気を醸し出しますね。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/09(木) 23:10:14|
  2. 講座の実施報告
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ラダーバックチェア完成(1)

先月森林文化アカデミーで行われた、ドリュー・ランズナーさんのラダーバックチェアづくりのその後です。

講座の最終日に生木の状態の背板を曲げ木でホゾ穴に差し込みましたが、乾燥後に背板が縮みホゾが緩くなります。
そのため、隙間を同じ材料で埋めなければいけません。
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また、背板の抜け防止に木釘を打ち込みます。
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その他、塗装や座編みが宿題となっていました。

講座終了から約1ヶ月、参加者の方から続々と完成写真が届いています。
今日から、少しずつご紹介します。

まずは、長野県の桑村さん。
木曽福島の古民家で田舎暮らしをしながらふるさと体験館で働いておられます。
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和室にもラダーバックチェアは似合いますね。

次に埼玉の三木さん。
今回はソープフィニッシュに挑戦。
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座面のライトブルーとソープフィニッシュの自然な風合いがマッチしていますね。
(文責:小野)
  1. 2010/12/08(水) 23:35:25|
  2. 講座の実施報告
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てしごと工房もっくる

ぎふ羽島ボランティア協会の話題が続きますが、12月4日から障がい児を抱える家族を対象としたグリーンウッドワークのものづくり講座が開始されました。
場所は、てしごと工房もっくる。
ここは、もと機屋(はたや)さんだった建物を改修して木工房として今年立ち上がったばかりの施設です。
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岐阜県産材のヒノキを使った壁からはとてもいい香りがします。

講座の内容はお馴染みの木の指輪づくり。
お母さんの助けを借りて子ども達も頑張ります。
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今回は指輪の完成度を追及してみました。
指輪にこだわらず、ネックレスやストラップ用のリングなどにも取り組んでもらいました。
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また、できるだけ細かいサンドペーパーまで使って、光沢を出してみました。
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この真珠のような輝き。リョウブならではです。
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ウッドバーニングにも時間を掛けていただき、家族揃って指輪づくりを楽しんでいただきました。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/07(火) 23:15:22|
  2. 講座の実施報告
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かみなり村のお披露目

12月5日(日)毎月恒例のかみなりマーケットが開催されました。
このイベントは、ぎふ羽島ボランティア協会が毎月第一日曜日に岐阜県羽島市のかみなり村でおこなっているもので、ものづくり体験や食べ物の出店など楽しい催し物がいっぱいです。
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今回は、「パートナーシップ」の連続講座が終了し、グリーンウッドワークを広く地域の方にも知っていただくことを目的として、足踏みろくろ体験をおこないました。
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内容はヒノキを足踏みろくろで削って、小袋に詰めてもらう「木の香り袋」づくりです。
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1時間という短い時間でしたが、あっという間に用意していた30個がなくなってしまいました。

ヒノキの香りいかがですか?
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この足踏みろくろ体験、子ども達に好評でしたが、ご多分に漏れず大人にも大好評でした。
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(文責:小野)
  1. 2010/12/06(月) 17:48:27|
  2. 講座の実施報告
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【講座のご案内】平日のスプーンづくり

12月に入り今年もあとわずかになりました。
2010年最後のスプーン講座のご案内です。
平日の講座ですが、慌しい時間を少しだけ忘れて生木と向き合ってみませんか。
御参加お待ちしております。
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グリーンウッドワーク木のスプーンづくり講座

日時:平成22年12月15日(水) 9:30~16:30
場所:美濃市広岡町2632番地の1
定員:10名
料金:一般3000円(会員割引あり)
問合せ・申し込み:
greenwoodworker@gmail.com
小野まで
  1. 2010/12/05(日) 20:25:22|
  2. 講座のご案内
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障がい害児・非障がい児交流事業⑤

ものづくりからはじまるパートナーシップ「ささえてもらってつながる手」
最終回が11月21日(日)に森林文化アカデミーにおいておこなわれました。
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まずは今まで4回の講座のおさらいです。
以前山で拾ったどんぐりが、しっかりと根を出していました。
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そして前回つくったスプーンをお披露目です。
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みんなの目が輝きます。
今日はみんなでカレーをつくり、このスプーンで食べます。
題して「作ったスプーンを味わおう」です。

まずは野菜を切るグループと、火を焚くグループに分かれます。
野菜を切るグループは包丁やピーラーを使って手分けして作業しました。
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みんな上手に刃物を使っていました。

焚き火グループは、焼き芋の準備です。
濡れ新聞と銀紙にまいて火の中に入れます。
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この火は、グリーンウッドワークで出た端材や削り屑を燃やしました。
やっぱり子どもは焚き火が大好き。
みんな大喜びです。

切った野菜を協力して運びました。
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鍋に野菜と肉とカレールーを入れて煮込みます。
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そしてスタッフを含めて35人分のカレーが出来上がりました。
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焼き芋は、焚き火を燃やしすぎて、こげちゃいました。

スプーンの材料であるリョウブの命を頂いたという意味も込めて、みんなで「いただきます」をしました。
それでは、美味しい笑顔のオンパレードです。
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片付けが終わった頃、木枯らしが吹いて葉っぱの雨が舞い散りました。
ここで、「はっぱじゃないよぼくがいる」という絵本を読みました。
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絵本の中には葉っぱの顔がいっぱい。

その後、顔のような穴が開いた葉っぱをみんなで捜しました。
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これまでの連続講座で培った感性を発揮する場面です。
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最後に修了証を手渡しました。
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岐阜県産材のスギと美濃和紙でつくった特別な終了証です。

振り返りの時間です。
これまでの講座でこんなことを勉強しました。

森の木が生活の道具になったこと。
木が人の生活を支える燃料になったこと。
みんなの植えた種がいずれ育って森になること。
いわゆる「森の循環」についてです。
理解できる子もできない子も、体験したことを何か少しでも覚えていてくれたら嬉しいです。
もう一つはつながり。
森の恵みを利用することによって得られた森と人とのつながり、言い換えればつい最近までおこなわれていた里山の知恵。
そして森に入ることによって生まれた人と人とのつながり、ある種の連帯感。
難しいことはわからなくても、「森って楽しい」ってことを知ってもらえればそれだけでもいいです。
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この講座を通じて感じたことは、子どもたちは森に入ると自然と笑顔になるということでしょうか。
子ども達への「木育」の重要性を改めて実感した連続講座でした。
(文責:小野)
  1. 2010/12/05(日) 20:00:00|
  2. 講座の実施報告
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ミニ鵜籠

鵜籠への修行の日々は続きます。

さて、今回はミニ鵜籠。鵜籠の1/3くらいの寸法で、胴のヒゴの数が36本あります。
メンバー全員が着手しています。

こんなのです。ただしこれは見本として石原さんが持ってきてくれたもの。
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ヒゴ作りにてこずった後、なんとか底の編みに入ったところ。
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竹の端材を利用して、目を詰めています。
繰り返し根気よく少しずつ、叩き締めていきます。
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細かく割った箍の端をまとめておくための工夫。ちょっとしたことだけど、感心していまいます。
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そんなこんなで底編みが出来ました。
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胴を編みあげていきます。横に渡していくのが箍。一番下の箍がじっとしていてくれなくて、2番目を編んでいるとどんどん上へずれていきます。止むを得ずクリップで留めています。
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やっとここまで来たけれど・・
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石原さんのチェックが入って手直しです。
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完成です。完成。出来ました。
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見本と比べてどうですか。
ちょっと見は大差ないように見えるでしょうが、現物を見るとこれが大違い。
いや手強い。
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次は胴のヒゴの数が48本(これは本物の鵜籠と同じ本数です)のミニ鵜籠に挑戦です。

                               (キトウ)
  1. 2010/12/04(土) 23:34:31|
  2. 竹細工の技術継承
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白川郷へ行ってきました

11月20日(土)世界遺産の合掌造り集落で有名な岐阜県の白川郷へ行ってきました。
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トヨタ白川郷自然学校において「自然派のパートナーと出会うスペシャルイベント」と題して、独身男女が木のアクセサリー作りやアウトドアクッキングなどに取り組むイベントが開催され、講師として招かれました。

2泊3日のプログラムの中のほぼ一日かけて、のんびりと木の指輪づくりやマイ箸づくりに取り組んでいただきました。
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お昼は野外に出て、竹皮で包んだおむすびと温かいスープでランチです。
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小春日和の穏やかな陽気で、参加者の方々の会話も弾んでいました。
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完成した指輪を見て下さい。
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普段15分から30分くらいで完成させてしまう指輪づくりですが、一日かけてじっくりつくり込むというのもなかなか貴重な時間の過ごし方だなと実感しました。
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心温まる素敵な一日でした。
(文責:小野)
  1. 2010/12/04(土) 20:00:00|
  2. 講座の実施報告
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奥会津に行ってきました

11月16・17日二日間掛けて、福島県三島町の生活工芸館へスプーンづくり講座と技術指導に行ってきました。
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三島町はものづくりの町です。
豪雪地帯の奥会津では、雪に降り込められる季節になると農作業を終えた人々はものづくりを始めるのです。
自然からいただいた素材を用いて自らの手で民具を生み出す文化がここでは綿々と受け継がれてきました。
その一つが国の伝統的工芸品に指定されている「奥会津編み組細工」です。
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ヤマブドウ、マタタビ、ヒロロ細工等の木や草を編みこんで籠やカバンなどがつくられています。

そしてもう一つが奥会津桐製品。
工芸館のお隣にある工場の敷地にはずらりと桐の材が並んでいました。
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1日目は、工芸館の職員や地元の方々を対象としたスプーンづくり講座を行いました。
材料に特産の桐を用意していただきました。
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きれいに半分に割れてくれました。
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作業はストーブのある温かい室内でおこないました。
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桐は軟らかくて加工しやすく、出来上がりも意外としっかりしていました。
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2日目は指輪づくりを中心に今後グリーンウッドワークを取り入れていくための研修をおこないました。
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ものづくりの町にグリーンウッドワークが根付く日もそう遠くは無さそうです。

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参加者の感想です。
・中学校のとき以来の木工だった。簡単に形が変えられて新鮮だった。
・普段乾燥した材を取り扱っているが、生木の木工を知りバリエーションが増えた。木の魅力を伝える仕事がしたい。
・気が付いたら随分時間が経っていた。夢中になると自分の時間が流れる。こういう経験を子ども達に味合わせてあげたい。
(文責:小野)
  1. 2010/12/03(金) 20:00:00|
  2. 講座の実施報告
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ランズナーさんの椅子づくり⑥~最終日

ラダーバックチェアメイキング最終日は前脚の角切りと脚の高さ調整から開始です。
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これでフレーム完成かと思いきや、ご覧下さい、背板がまだありません。

最終日ではありますが、また生木の丸太から木取りを行います。
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ここでは繊維のまっすぐ通った材を使います。

そしてランズナーさんの手によって、魔法のように次から次へと薄い板がへがれていきます。
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これぞグリーンウッドワークの真髄。
機械がなくてもここまで平らな材をとることができるのです。
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馬にまたがって、厚さ5mmまで薄く削ります。
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背板の厚さが5mmの椅子を見たことがありますか?
繊維がまっすぐ通っているからこそ、ここまでの薄さを実現できるのです。

それでは3分クッキングの時間です(笑)
まずは背板を1分間茹でます。
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さっと取り出して曲げ癖をつけながら無理やりホゾ穴に入れ込んで、はい出来上がり。
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下の写真、出来上がった椅子に感慨深くて抱きついているわけではありません。
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背板をホゾ穴の奥まで入れるためにぎゅっと押し込んでいるところです。

そしてフレーム完成に喜ぶ皆さんの笑顔をご覧下さい。
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最後に座編みです。
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使うテープはコットン製の通称シェーカーテープ。

縦糸を半分通したあと、中に入れるクッションを入れ込みます。
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中身は前半に取っておいたバネ状の削り屑です。
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もう一つ、この中に制作記念のカードを忍ばせておきます。
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100年後にこの椅子を修理した時に、誰かがこのカードを見てくれるなんてことがあるかもしれませんね。

ここでタイムオーバー。
後は家に持ち帰っての宿題となりました。
前半後半合わせて6日間、ひたすらものづくりに取り組む時間を共有した戦友たち。
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これから皆さんのライフワークに、グリーンウッドワークの技を取り入れていってもらえると嬉しいです。
(文責:小野)
  1. 2010/12/02(木) 17:32:35|
  2. 講座の実施報告
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ランズナーさんの椅子づくり⑤~組み立て

5日目はフレームの組み立てですが、作業の前に木材の収縮に関しての講義がありました。
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この知識をもっているかどうかで、椅子が百年もつか、一年で壊れるかが決まるといっても過言ではありません。
現存する百年前の椅子をつくった職人は、科学的な分析はできなかったかもしれませんが、経験的にその知識は引き継がれていました。
そしてその技術を今の時代に合わせて実践しているのがランズナーさんのグリーンウッドワークの技法なのです。

本日の作業、まずは側(サイド)の組み立てです。
チェアスティックにに合わせてホゾ穴の墨付けを行います。
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そして穴をあける位置に「椅子の神様」を描きます。
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これを書かないとホゾ穴あけを失敗するという迷信があるとかないとか。

穴あけは軸に水準器をセットした電動ドリルで行います。
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そして、まず側の組立てが完了しました。
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本日の午後のティータイムは、参加者の大原さんの奥さん手づくりのナッツパイ。
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そして、佐久間さんの奥さん手づくりのおはぎです。
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和洋取り混ぜて、贅沢なお茶の時間でした。

前後の貫の仕上げが終われば、いよいよ最終の組み立てです。
レースも第3コーナーを回ったところでしょうか。
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皆さん競うように馬にまたがって必死に駆け抜けます!

穴あけ角度は非常に複雑なため、角度治具の「おまる」を使って合わせます。
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組み立ては3人一組で手際よく進められました。
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夕食はカレーバイキング。
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好きな具をトッピングしてお皿にのせていきます。

ここで、今夜のメインイベント!
スタッフの加藤さんによる道化師のパントマイムショウ。
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疲れがピークにきている参加者の皆さんを笑いの渦に巻き込んで、疲れを一気に吹き飛ばしてくれました。

そして今日も残業の末、出来上がったフレームたち。
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明日はいよいよ最終日です。
つづく(文責:小野)
  1. 2010/12/02(木) 00:47:50|
  2. 講座の実施報告
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ランズナーさんの椅子づくり④~後半戦スタート

11月7日土曜日。
森林文化アカデミー短期技術研修「グリーンウッドワーク指導者研修」後半3日間の開始です。
約一ヶ月ぶりに再集結した戦士達!
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材料の貫は仮設の乾燥室でしっかり人工乾燥させられていました。
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今回まずはリアポスト(後ろ脚)の背板のはまる位置に鑿(のみ)でホゾ穴をあけます。
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穴の幅はなんと5mm。
グリーンウッドワークならではの背板の薄さです。
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この日のお昼ご飯は、美濃の女性林業グループ「山toなでしこ」のメンバーと美濃加茂の中山道会館で食堂を営んでいる女性グループの方たちに郷土料理を振舞っていただきました。
講師のランズナーさんの奥さん、ルイーズさんにもお手伝いいただきました。
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テーブルに並んだ御馳走を前に笑みもこぼれます。
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午後からは、脚と貫を八角形から丸の状態に仕上げていきます。
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貫は両端の丸ホゾも同時に仕上げます。
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ホゾはちょっときついくらいの太さが理想です。
正確さを求められる作業なので、計測治具を使って慎重に進めます。
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午後のお茶の時間、今日はあまーいチョコレートケーキで一休み。
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そして部材がほぼ揃ってきました。
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いよいよ明日は組み立てに入ります。
つづく(文責:小野)
  1. 2010/12/01(水) 02:08:10|
  2. 講座の実施報告
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