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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

かみえちごに行ってきました!2020(3月27日・28日)

今年度2019年4月から新潟県上越市の
「NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部」さんが
ろうきん森の学校の仲間入りをしました。

昨年12月の訪問時に出会ったのがこのろくろ。
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実は10年前、私がグリーンウッドワークをはじめて間もないころに制作した
足踏みろくろ第一号機なのでした。

「かみえちご」さんには2009年12月にスプーン講座の講師としてお邪魔しました。
>講座の様子

その際、足踏みろくろと削り馬、刃物類をご購入いただいたのですが、
その後、この道具たちは使われることなく箱に収納されていたそうです。

そして巡り巡って10年目の春(まだ3月ですが)
箱から出されたろくろは、再度日の目を見ることとなりました。
今回このろくろの不具合もしっかりメンテナンスさせていただきました。
アフターサービスは怠りません!

例年なら雪に閉ざされる豪雪地帯の桑取地区ですが、
今年はカタクリやフキノトウが出迎えてくれました。
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今回スタッフと地域の方を対象としたろくろの研修ということで、
まずはろくろの組み立てから皆さんに手伝っていただき、
指輪づくり、一輪挿しづくりに挑戦してもらいました。
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使用する材は、休耕田のサワグルミ。
一通り道具の使い方を覚えていただいた後は、
ワイングラスをつくったり、
思い思いに好きなものに取り組む方もいらっしゃいました。
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出来上がった作品は焼きペンで焼いてみたり、クルミ油で塗装したり。
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この後グリーンウッドワークを続けていくための、
刃物のお手入れについても学んでいただきました。
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みなさんの感想です。
「10年前を思い出しながら削った。工房をつくって広めていきたい。」
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「10年前は参加できなかったので、ずっと憧れの存在だった。
違う樹種でも挑戦してみたい。」
「木を伐るところからプログラム化したい。本来は森に行ってつくって使う体験が大切。」
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「藁細工はやっているので、グリーンウッドワークもかみえちごでやっていきたい。」
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「おばあちゃんたちはお茶飲み会。私たちおじいちゃんはグリーンウッドワークだな。」
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「10年来眠っていたろくろが生き返った!」

元気な皆さんと充実した2日間を過ごすことができました。
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今年度の出前講座もこれで終了。
来年度も、生木の木工を全国のみなさんと一緒に楽しみたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(おの)
  1. 2020/03/31(火) 08:36:45|
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【ろうきん森の学校】森工塾「足踏みろくろで木の器づくり」開催しました(3月15日)

3月15日
令和元年度最後の森工塾(もっこうじゅく)は
人気講座の「足踏みろくろで木の器づくり」

これまで当協会では、
丸い棒を挽くスピンドル用の足踏みろくろを使って器を挽いていましたが、
今回新しく器挽き用の足踏みろくろを制作しました。
名付けて「ろうきん初号機」
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そして、もう一台。
工房「きのこま」を主宰している大村さんも、
自宅工房に設置したろくろを改良した
「きのこま2号」を制作。
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今回の講座でこの2台がお披露目となりました。

新型コロナの影響を心配して、
数名の方からキャンセルのご連絡を頂きましたが、
その数を上回るキャンセル待ちの方たちのお陰で、
今回も満員御礼となりました。
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グリーンウッドワークみえを立ち上げた上長野さんは、
先週のシュリンクポットに引き続き、
2週連続森工塾にご参加いただきました。
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「ろくろの作業はめちゃくちゃ楽しかった。
ろくろで出る線が大好き。満足!」

グリーンウッドワークかんさいの栗原さんは、
新しい足踏みろくろをぜひ使ってみたいということで、
ご参加いただきました。
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「ろくろが安定していた。
刃物の研ぎも体験できて楽しかった。」

NPO法人足柄丹沢の郷ネットワーク代表の福島さんは、
「念願の足踏みろくろで器づくりに参加できた。
もっともっと広がるといい。」
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これまで何回も京都から通い続けて下さっている矢木さんは、
「禁断の領域に足を踏み入れてしまった。」
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そのほかの方からも、
「思うようにできないけれど、つくるのは楽しい。」
「家族からは止められたけど、来てよかった。」
「参加者のみなさんとつながりができて楽しかった。」
という感想を頂きました。
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来年度も「森の恵みを暮らしに生かす」森工塾を続けていきます。
是非ご参加ください。
(おの)
  1. 2020/03/24(火) 16:59:34|
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森工塾「シュリンクポットづくり」開催しました(3月7日)

先週の舞茸原木栽培に引き続き、3月2週目のろうきん森の学校 森工塾(もっこうじゅく)は
シュリンクポットづくりでした。
北欧で古くからつくられてきた容器で、
筒状に削った生の木に、
少し緩めの乾いた底板をはめると、
筒が乾燥して底板が締まるという、
グリーンウッドワークならではの工法です。

まずは玉伐りした生木の中心に穴をあけますが、
その前にクランプしやすいように平らな面を出します。
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木のハンドルがT型についたこのドリルは、
日本では昔から「ギムネ」と呼ばれていたそうです。
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スターエムのホームページによると
英語のGimletから訛ったもので、
木に回転させながら穴をあける道具を欧米では「ギムレット」というそうです。

竹中大工道具館では
「ボールト錐(きり)」
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大西工業株式会社からは
今もリングオーガーという名前で販売されています。

因みに、アメリカのジャロッドダールさんは
「Tオーガー」と呼んでいました。

世界各地で使われ、いろいろな名前で呼ばれている手道具ですが、
今なお入手可能なのが嬉しいですね。

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因みに、私たちが普段よく使う手回しドリル
(クリックボール:クリコ錐、英語ではBrace)
を使うこともできますが、
径の大きな穴あけは抵抗が大きく、
チャックが滑ってビット(ドリルの刃)が外れることが多いため、
この作業には一体型のリングオーガーの方が向いているようです。

さあ、穴が空いたらモーラのストレートナイフを使って
穴を広げていきます。
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刃の先端から根元に掛けてスライドさせながら削っていきます。

おしゃべりしながら穴あけ作業。
この時間が楽しいんです。
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内側が終わったら、外側の仕上げ。
様々なナイフワークを駆使して思い思いの形に仕上げていきます。
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皮を残して模様をつけた方も。
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底板をはめる溝をこれもストレートナイフで彫ります。
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乾燥材の板から筒の内径に合わせて底板を削り出して今日の作業は終了。

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あとは数日乾かすと、筒の溝に底板がしっかり嵌ってできあがりとなります。

みなさんの感想です。
・以前、スプーンづくりで学んだナイフワークが役に立った。
・つくっている最中は腕がだるく、疲れたはずなんだけど、
今となっては何がつかれたのかわからないくらい楽しかった。
・あっという間の一日。
同じ木からつくったのに、
いろんな色や模様の作品ができて、
それぞれ個性があって面白い。
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今回三重県からたくさんの方に来ていただきました。
これから三重県でもグリーンウッドワークの活動を進めていくそうです。
また、先週のマイタケ栽培から続けて参加して下さった方も。
どんどん森や木が好きな人たちの輪が広がって嬉しい限りです。

(おの)




  1. 2020/03/10(火) 18:07:22|
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森工塾「舞茸原木栽培」③植菌(3月1日)

昨日袋詰めにした舞茸原木は
一晩経ってすっかり温度も下がりました。

>>>舞茸原木栽培連続講座①
>>>舞茸原木栽培連続講座②

この日は講師に森林文化アカデミーの津田先生をお呼びして、
まずはきのこのお話しから。
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後に見えるビニルハウスが植菌用の無菌室です。

雑菌が混入しないようにまずは完全防備。
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温室の中をエチルアルコールで消毒するのはもちろん、
植菌用のスプーンもアルコールランプで加熱殺菌。
細心の注意を図ります。
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今回接種する菌は、
昨年の秋に古城山で採取した天然の株から培養した菌を使います。
どんなマイタケができるか楽しみです。

ハウスの中で順番に植菌している間に、
他の参加者の方にはムキタケの植菌を体験してもらいました。
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地面の上で穴をあけたり、穴に入った菌を指で押さえたりと、
こちらはなんとゆるーい感じか。
この落差がなんともいいですね。

穴に詰めたオガ菌の上を封蝋で塞ぎます。
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スチロールの蓋ははがれやすいし、ペタペタろうを塗るのも楽しいですね。
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本日の昼食は舞茸尽くし。
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これは、昨年の秋に収穫したものを冷凍保存した原木舞茸です。

料理担当は本日がデビューの原ちゃん。
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普段は森のようちえんでお料理を作っているスキルを、
存分に発揮してくれました。
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やっぱりみんなでおしゃべりしながらお外で食べる手づくり料理は最高です!
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(昨日と言っていることが違う)

前半三日間を終えての感想です。
「ここで出会える人が楽しい人ばかりで良かった。」
「ここまで手がかかる分、秋の収穫が楽しみ。」
「毎年恒例のこの講座で、持って帰ったほだ木はずっと失敗続き。
今年はうまくいくように期待したい。」
「毎年メンバーが違うので、新しいお話しが聴けて、何度来ても楽しい。」
「ご飯が美味しい。」

スタッフの感想は、
「子どもを連れてきたい。」
「何年も同じ講座をやってきても、来る人が変わって、どんどん裾野が広がっている感じ。」
「ここに集まってくる人が好き!」

これからも里山づくりという名の人づくりを続けていきたいと思います。

おの(後半に続く)
  1. 2020/03/03(火) 00:13:52|
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森工塾「舞茸原木栽培」②煮沸殺菌(2月29日)

先日玉伐りした原木を100℃で6時間煮沸殺菌します。
>>>舞茸原木栽培連続講座1回目の様子

舞茸の菌は雑菌に弱いため、樹木の中に元々いる菌を殺菌しないといけません。
これまで4年間の経験から、早朝5時にドラム缶を火にかけます。
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朝6時ごろやっと空が白み始めます。水の温度は38℃、まだまだ。
7時に朝の音楽が掛かりました。♪グリーンスリーブス♪82℃もう少し。
薪をきらさないように、必死の火の番もなかなか楽しいものです。
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そして99℃に到達したのが7時50分。
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水って99℃以上には上がらないんです。当り前ですが・・・
ここから6時間のカウントスタートです。

せっかっくの火遊び。
何か焼かなきゃ損ですね。
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定番のマシュマロと、バウムクーヘンも焼いてみましたよ。
砂糖がちりちりと焦げてこれが絶品!

泡が噴いて湯の量がどんどん減ってしまうので、
カマドで沸かしたお湯を随時つぎ足します。
せっかくお湯があるので、コーヒータイム。
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ああ幸せな里山カフェ。

原木を煮出したお湯はこんなに真っ赤っ赤に。
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「おでんの大根みたい!」
この煮汁を使って草木染めにも挑戦してもらいます。

綿の素材には色素が定着しないので豆乳で下処理します。
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余った豆乳でコーヒー豆乳もできますしね。
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いろんな絞りを入れて楽しんで頂きました。
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素材や下処理の有無によって全く違った色になるのが不思議です。
鉄媒染するとほんのり紫色。
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毎年思いますが、染め物だけの講座でも十分楽しい!

お昼ご飯はレトルトやインスタント食品。
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これでいいんですかって怒られそうですが、
せっかくお湯があるんだからいいんです。

そして、野外で食べるジャンキーな食事って美味しいんです!
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子どもたちは展望台まで駆け上がっていったり、
ハンモックに揺られたり。
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それぞれ楽しい時間を過ごしているうちに、
あっという間に午後2時に、6時間経ちました。

釜から取り出した原木は、雑菌が入らないように培養袋に詰めていきます。
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この日はスタッフ4名、参加者10名とたくさん集まってくださったため、
あっという間に袋詰めも完了。
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楽しい里山の時間を過ごすことができました。

おの(つづく)
  1. 2020/03/02(月) 20:48:35|
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