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人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

グリーンウッドワーカー養成講座2回目「シュリンクポット他」が開催されました(9月22日・23日)

サンデンフォレストの
Green Woodworker養成講座2019
前回の
【斧とナイフワーク、刃物研ぎ】
に引き続き、
【シュリンクポットづくり、塗装、チップカービング】
今回も、つくるだけじゃない、続けて取り組むための技術を学んでもらいました。

初日はシュリンクポットづくり。
サンデンフォレストの敷地内からカツラの木を伐採。
ほんのりいい香りがします。

まずは穴あけ。
直径20mm~30mm程度のドリルビットを使用しました。
手回しドリルで木口方向から大きな穴をあける作業は一苦労です。
貫通した時には大きな歓声が上がりました。
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穴が空いたらモーラのカービング106を使って
ひたすら穴を広げて広げて、
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あっという間に3時過ぎ。

この日のうちに底をつけ終わらないといけません。
急いで溝を切り欠いて、
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外が暗くなった6時過ぎにようや底板を取り付けることができました。
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カツラは少し硬かったようです。

さあ、グリーンウッドワーカ養成講座の本番はこれから。
プシュッと乾杯のあとは、豚のバーベキューをつまみに語らいの時間。
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いつもの仲間も、はじめましての参加者も話題は尽きず、
楽しい夜が更けていきました。

この講座のいいところは、二日間じっくりと取り組めるところです。
一日だけの乾燥では底板は完全には締め付けられませんが、
昨日の晩に比べると、ほんの僅かながら胴体の筒が縮んで
少し底板が外れにくくなったことがわかります。

2日目はまず蓋づくりから。
削り馬の胴体を使ってバイス替わり。
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のこぎりが使いやすい位置で固定できました。
受講生のアイデアです。

取っ手をつける余裕もありました。
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午後からは塗装と装飾
ミルクペイントや柿渋を使って、
前回つくったお箸やスプーンなどを思い思いに塗装。
楽しすぎて笑みがこぼれます。
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自分の道具の目印に
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V溝を掘って彫刻
チップカービングもなかなか楽しいものです。
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いろいろな技法を紹介させていただきました。
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そして完成したシュリンクポットたち。
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個性的な作品が並びました。
やはり2日間掛けてじっくり取り組み、
色付けや装飾などに凝りだすと楽しくなりますね。

<グリーンウッドワーカーたちの感想です>
・疲れたけど楽しかった。
・(新し道具を買った人が)男の子は道具を集めたがる!
・森に工房をつくりたい。
・いろいろなテーマに取り組んで、いろいろ実践しながら幅を広げていきたい。
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次回は12月からスツールづくりが始まります。
(おの)
  1. 2019/10/18(金) 21:06:12|
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森を元気にするグリーンウッドワーク@ニッセの森(9月21日)

千葉県千葉市にあるニッセの森
9月9日千葉市に上陸した台風15号はニッセの森にも大きな被害をもたらしました。
そして翌日、イベントを主催する子育て支援ステーションニッセのりょうりんからメッセージが、
「森が・・・21日、現地でグリーンウッドワークがやれるのかどうか?」
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幸いろくろを置くスペースは確保できそうだとのことなので、
「風倒木も有効利用。台風被害をチャンス、天の恵みと考えて、どんどん使っちゃいましょう!」
とお返事させていただきました。

私たちが入るちょうど前日には東京チェンソーズのみなさんが倒れた木を奇麗に処理して下さっていました。
そしてずらりと並んだ足踏みろくろと削り馬。
さあ、子どもたちを迎える準備は万端。
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森の奥では木こりの深江さんが特殊伐採でかかり木の処理。
子どもたちの安全のために作業を買って出てくれました。
カッコイイ!
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午前中は色えんぴつづくり。
もちろん倒れた森の木を使います。
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親子でゆったり森の時間を過ごしてもらいました。
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この台風で話題になった山武杉の溝腐れ病。
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だからといって、倒れている木は山武杉だけじゃないんです。
実際の被害状況を生で見た感想としては、樹種の問題だけではなく、
適切に管理されていない林の問題なのではないかと感じています。
そんな山武杉を使って色えんぴつ。
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午後からは大人の時間。
足踏みろくろを使って一輪挿しづくり。
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いつも子どもたちの歓声が広がるにぎやかなニッセの森とは打って変わって、
ギコギコシュッシュとろくろの音とセミの鳴き声だけが響く静寂の時間が過ぎていきました。
そして出来上がった一輪挿し。
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たくさんの人たちの思いが集まって、ニッセの森がまた更に元気になりました。
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翌日はなんと100名を超える人が集まってニッセの森フェスティバルが開催されたそうです。
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伐って使って人が集まって、新しい里山活用法のモデルケースのような取り組みですね。
(おの)

  1. 2019/10/02(水) 20:20:24|
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河口湖の子どもたちに生木を削ってもらいました(8月15日)

富士河口湖町に戻ってきました。
生憎の天気で富士山は雲隠れ。
しかし湖が虹の橋を架けて出迎えてくれました。
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今回こちらに呼んでくださっている吉野さんの野望は、
「ここをグリーンウッドワークの東の拠点にする!」
その為には、地域の方々にも知っていただきたいということから、
富士河口湖町の子ども未来創造館で
生木で作る「いろ鉛筆」教室と
「ミニチュアハウス」教室が開催されました。
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最初はおっかなびっくり遠巻きに見ていた子どもたちも、
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刃物に慣れてくるとどんどんガシガシ削りはじめました。
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削るのも楽しい。
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焼きペンももっと楽しい。
着色もやっぱり楽しい。
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河口湖にも素敵なまちができましたよ。
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いよいよ翌日からゴッホの椅子づくり後半戦の開始です。
(おの)
  1. 2019/09/14(土) 07:38:31|
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富士の麓でグリーンウッドワーク(8月8日~)

富士の麓
標高900mの山梨県富士河口湖町
ここに木夢(こむ)の森があります。
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8月の一番暑いこの時期に、
灼熱の美濃から抜け出して高原の森にやってきました。
呼んでくださったのは工房木夢を主宰する吉野崇裕さん。
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↓工房木夢HP
こちらをクリック


吉野さんは人の体に合った椅子をつくる「チェアフィッティング」の技術を使って、
座り心地の良さを最大限に引き出す椅子づくりを行っている木工家です。
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これは「ZENチェアー」
座禅の姿勢をコンセプトに設計された椅子で、
背筋がピンと伸びてすっきり。
そして更に、首の筋肉がリラックスできるという
不思議な感覚にとらわれます。

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こちらはシェーズロング「うたた」
全身を預けた形で包み込んでくれる、
まるで宇宙空間に浮いているようだと表現する人も。

こんな精巧な椅子づくりをしている人が、
なぜグリーンウッドワーク?
それも、お世辞にも座り心地がいいとは言えない!?「ゴッホの椅子づくり」を??

吉野さんはこれまで広葉樹の大径材を
ふんだんに使った家具作りをしてきたそうです。
しかし、昨今の国産広葉樹の枯渇を憂い、
森への恩返しの思いを込めて、
四年前から森の整備を始めたのでした。

私が吉野さんと初めてお会いしたのが今年の3月、
アメリカのグリーンウッドワーカー、
ジャロッドダールさんを講師に招いた「One Tree」の
受講生として、森林文化アカデミーに来てくださいました。
ジャロッドさんは母国の工芸学校で教える際、
目指すのはモノを完成させることだけではなく、
参加者同士が交流してコミュニティを作ることが
一番の目的だとおっしゃっていました。

吉野さんが目指すのも、そんな人が集う場づくり。
アカマツの林を伐り拓いて、木を植える。
伐った木を製材し、チェアライブラリーや森の工房、
カフェなどの建設計画も着々と進行中。
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下草を食べて肥料を撒いてくれる、
羊たちも森づくりに一役かっています。
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森と人とグリーンウッドワーク。
相性がいいのは間違いありません。

そんなこんなでトントン拍子に
ここ富士の麓「木夢の森」で
グリーンウッドワークのワークショップ開催となりました。
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タープも張って準備完了。
まずはスプーンづくりから始めます。

つづく (おの)



  1. 2019/09/10(火) 08:06:10|
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みやまの森で木とふれ合う2日間~すぷーんづくり(8月6日)

みやまの森で木とふれ合う2日間
2日目はマイスプーンづくり

昨日とは打って変わって静かな雰囲気で。
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対象が小さなお子さんなので生木をガシガシというわけにはいかず、
木育教材のキットの朴のデザートスプーンを使用。
関市で開発中のmorinocoナイフを使ってもらいました。
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子ども一人につき大人一人以上という手厚いサポート付ではありますが、
いろいろなナイフワークを試してもらいました。
まずは昨日の色えんぴつの残りの材で練習です。
親指てこ削り
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材引っ張り削り
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それでは本番です。
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繊維の方向があっち行ったりこっち行ったりで、
逆目がめくれたりしましたが、
ある程度の形まで削り出すことができました。
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あとはひたすら紙やすりできれいに仕上げていきます。
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♯150番から、♯220、♯320、♯400のあとは
水で濡らして繊維を毛羽立たせます。
乾かしている間に、実際の朴の木をみんなで見に行きました。
山の樹と使う道具の木が同じなんだって感じてもらえたでしょうか。
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最後に♯600番の紙やすりで仕上げてクルミオイルを塗ったら
ほーら、ピカピカ☆
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上手く削れなくて悔しがってた子も、
器用なナイフを使いこなしてた子も、
夢中になって紙やすりで磨いてた子も、
みんな誇らしげな笑顔です。
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山県の子ども達、ありがとう。
また来年も会えるといいな。
(おの)
  1. 2019/09/09(月) 07:22:51|
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