GWWlogo

人力の道具で生木を削って小物や家具をつくる、グリーンウッドワークの講座を行っています。
これからの講座の予定は、下のメニューの「年間スケジュール」をご覧ください。

竹ひごからつくる竹細工講座・四海波づくりを開催しました

7月15日(土)~16日(日)の2日間で、
『竹ひごからつくる竹細工講座・四海波(しかいなみ)づくり』を開催しました。

1日目、午前中は竹林へ。
今は伐り旬ではないため、間伐作業を体験していただきました。
良い竹材を採るには、良い竹林を育てなければいけません。
「身のまわりに竹林はたくさんあるけれどどこも荒れ放題でグチャグチャ。
人の手が入るとこんなにも違うんだ。」
と感じていただけたようです。

s-IMG_4933.jpg

間伐した竹の枝払いをして、汗だくになったので早々に撤退・・・('◇')ゞ

s-IMG_4936.jpg

1日目午後から2日目昼過ぎまでかけて、丸竹を切って割るところから竹ひごをつくりました。

s-IMG_4946.jpg

以前、今回と同じかごを編むだけ(1時間半)のワークショップに参加してくださった方は、
「予想はしていたけれど、やっぱりひごづくりがメインだと実感しました。 」と。

s-IMG_4947.jpg

「楽しいけれど難しい。シンプルだけど深い。こういうのが職人技という感じがする。」
との感想も。

s-IMG_4938.jpg

0.05mmが測れる「ノギス」を使って、厚み0.5~0.6mmのひごをつくります。
この厚みの感覚がわかってくるまでには結構な時間がかかります。
それでも、最後の方は手でひごを触っただけで「ん?少し分厚いかも!?」と思えるくらいになってきます。
測ってみると0.8mm・・・すべてチェックして「はい!もう少し薄く。」と容赦なく返品します(笑)

s-IMG_4951.jpg

かごを編む前に、高台に使う、箍(たが)を編みました。
1.5mほどもある長いひごを5周巻いて編み込んであります。
複雑な編みで、見本を真似て作ってみても一回やっただけではさっぱりわからないので、
何度もチャレンジする方も。

s-IMG_4958.jpg

そして、本体のかごもこんな風に編みあがりました。
同じ材料を編んでも、編む手によって雰囲気が違ってきます。不思議不思議・・・
本来は花籠であるこの「四海波(しかいなみ)」。
でも、使い方は人それぞれ。さて、何に使いましょう、と考えるのもまたひとつの楽しみですね。

最後の感想で、70代男性の方が
「中学生や高校生など、もっと若い人にも、ものをつくる楽しみを伝えていってください。」
とおっしゃられたのがとても印象的でした。

wrote:安藤
  1. 2017/07/20(木) 23:19:00|
  2. 講座の実施報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ラダーバックチェアづくり講座(前半)を開催しました!

梅雨のはずなのに、暑い美濃市です。
DSC_1186.jpg

今年は、海の日の3連休と山の日の3連休を使って、
計6日間の「ラダーバックチェアづくり」講座を行います!
DSC_1203.jpg
その前半を、先日開催しました。

<<2017年7月15日~17日 丸太からの椅子づくり~ラダーバックチェア~(前半)>>

3日間の最高気温は、35度!
森の木立の中の工房は、時おり風もふき、それよりは涼しく感じます。
とはいえ、暑いものは、暑い!!

そんな中。。。木を割ったり!
DSC_1193.jpg

DSC_1207.jpg

DSC_1213.jpg

へいだり!
DSC_1253.jpg
この写真は3日目。3日間も一緒に作業をしていると、連係プレーも完璧です!

1日目には、脚の加工を。
DSC_1204.jpg

後脚、1日目はここまで加工!
19961319_1246838138759283_5815223767106756499_n.jpg

2日目には、後脚を仕上げて
DSC_1222.jpg

この暑い中、蒸して
DSC_1245.jpg

曲げも!
DSC_1257.jpg

19990569_1248577031918727_5899864253843531902_n.jpg

1日目と、2日目の早く終わった方やスタッフが合間に作業をして
DSC_1218.jpg

貫もここまで完成です
DSC_1224.jpg

3日目には、工房の脇に建設中の屋根に使う「栗のへぎ板」づくりチームも参加!
DSC_1256.jpg
大トロ割りました。

またまた木を割ります!
DSC_1252.jpg

割った木の、いいものは椅子の背板に。
悪いものは、屋根のへぎ板に。
DSC_1259.jpg

へぎ板をひたすら作ってくれた長谷川さん、ありがとうございました!
DSC_1274.jpg

背板の方も加工して
DSC_1261.jpg

この日のうちに、背板も曲げちゃいます!
DSC_1270.jpg

背板が終った人から、貫のホゾを取り
DSC_1278.jpg

全ての部材が3日間で完成しましたー!

急ぎ足のブログでしたが、
本当に急ぎ足の3日間でした!
というのも。。。
DSC_1241.jpg
あまりにも暑すぎて、
2日目の午後からは、涼を求めて美濃のまちの散策へでかけたのです。

森林文化アカデミーの「鵜飼い船」を見学したり
20046755_1247707675338996_7480417578085318154_n.jpg

美濃あかりアート館を見学したり(涼しかった。。。!)
DSC_1228.jpg

DSC_1238.jpg

きわめつけの、わらび氷。
(なんだか、↑のあかりアート賞と似てる?)
DSC_1243.jpg
これで元気をチャージして、椅子づくりに取り組みました!

3日間の最後は、みなさん笑顔でジャンプ!
まだまだ元気!これがうわさに聞くグリーンウッドワーカーズ・ハイでしょうか?(笑)
DSC_1281.jpg
暑さもなんのその、
みなさん、素敵な笑顔とともに、元の生活(?)へと戻っていきました。

いつの間にか、梅雨も明けていたようです。
まつぼっくりのカサが開きそう。
DSC_1225.jpg

後半は8月11日~13日に開催します。
楽しいチームで、また暑さと闘いながら椅子をつくりましょう!

(かしわ)
  1. 2017/07/20(木) 18:28:30|
  2. ┗ 椅子づくり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「匠キャンプ」を開催しました~竹細工編~

大阪のインターナショナルスクール中等部の学生18名が
グリーンウッドワークと竹細工を体験した『匠キャンプ』。

竹細工チームの活動報告です。

s-IMG_4836.jpg

女子中学生(2年生)7名。竹ひごづくりからやる講座では最年少の集団でした。
刃物に慣れておらず、力もなく(力の入れ方がわからない?)、
おっかなびっくりではじまった竹ひごづくり。

s-IMG_4832.jpg

1日目の14時から夕方まで、2日目も引き続き14時まで。
7時間ほどかけて、必要な本数(18本)のひごをつくる予定でしたが、
実際に全ての工程を自分で作ることができたのは、5~12本程度(個人差)。
「倍以上のひごをつくっている(失敗している)のでは?」
「見本は私たちの50分の1くらい速い!」
「長い時間座っていると脚腰が痛い!」
などと嘆きながら、自分たちの集中力と戦いながら、
気づいたらみんな無言で竹と向き合い続ける、修行のような時間が過ぎていきました。

s-IMG_4833.jpg

二日目の午後は竹林へ!
長靴にヘルメット姿で、竹林整備を体験しました。
「必要な竹を育てるために、今どの竹を伐るべきか」という投げかけに、
ひとりひとりが伐る理由を考えながら、間伐する竹を選びました。

竹を伐って運び出し、竹の棒を使って枝払いをしました。
枝が生えているところを、上から棒でゴルフのようにスイングさせて叩き落とします。
パシーン!!と盛大な音を立てて、これがなかなか楽しかったようです。
のこぎりを使うのも初めてという子がほとんどでしたが、
また竹を伐りたい!という声もちらほら。

s-IMG_4856.jpg

3日目は、自分たちでつくった竹ひごでかごを編みます!

s-IMG_4862.jpg

分厚いひごは張りが強く、薄いひごは弱い。
ここに来て、また、竹ひごづくりの難しさを実感することとなりました。
でも、さすが女の子たち、「編むのは楽しい!!」と。

s-IMG_4863.jpg

見事!完成です!!
さっそく、昼食のパンを入れてPeace!!

s-IMG_4867.jpg

「ひごづくりが難しくてどうなることかと思ったけれど、ちゃんと形になってよかった。」
「竹ひごを薄く(0.7mm)剥ぐのが難しかった。」
「最初、竹をナタで割るのが怖かった。」
「また、来年もやりたい!もっと違うものも作ってみたい!」
などの感想をいただきました。
この経験が彼女たちの中でどんな風に消化されていくのか楽しみです。

s-IMG_4869.jpg

wrote:安藤
  1. 2017/07/15(土) 00:02:22|
  2. 講座の実施報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

中学生がグリーンウッドワークを体験!「匠キャンプ」を開催しました~スプーンづくり編~

DSC_1109 (450x255)
大阪の中学校が、
体験学習の一環として、3日間 美濃市に滞在して
グリーンウッドワークを体験していってくれました。
その名も「匠キャンプ」です!!!

<<2017年7月4日(火)~6日(木) 中学生「匠キャンプ」>>

【1日目】
午後、美濃市の「ろうきんの森」に到着したら、さっそくお昼ごはん。
この時期は、やっぱり朴葉ずしです!
DSC_1106 (450x255)
朴葉がきれいに輪生状についている葉っぱが採れたので、葉っぱが繋がったままの朴葉ずしを作ってみました。
お寿司の花が咲きましたね~
DSC_1112 (450x255)
この日来た生徒は18人。
昼食後から、さっそく
スプーンづくりに11人、竹細工に7人と別れて活動します。

スプーンづくりチームは、初日は型作りです
いろんなスプーンを見比べながら、スプーンの形を考えます。
DSC_1116 (450x255)
台風が接近していたので、樹の伐採は2日目におあずけとなりました。。。
夜には、生徒の宿泊する旅館にて「奥会津の木地師」の上映会や、グリーンウッドワーク協会の活動紹介を行いました。
IMG_20170704_193554 (450x338)

【2日目】
台風一過で、いい天気!
スプーンづくりチームは、朝から森の散策と、樹の伐採です。
DSC_1119 (450x255)

野イチゴも食べてみました
DSC_1126 (450x255)

スプーンの樹、ゲット!今回使う木は「ウワミズザクラ」です。
DSC_1129 (450x255)
樹には実がついていましたよ
19657434_1237805082995922_4908893454736186104_n (338x450)


伐った樹をのこぎりや、削り馬で加工して
DSC_1128 (450x255)

人生初の!足踏みろくろに挑戦です!
19756875_1238023972974033_1376179727424273059_n (450x338)

DSC_1140 (450x255)

型どおりに削れているか、チェック。
19657070_1238024052974025_6035992207501868885_n (450x338)

作業の合間に、桜の樹の皮がペリペリと剥けることを発見した、女子中学生!
DSC_1136 (450x255)
ぺりぺりぺり。。。こんなことになりました。
DSC_1143 (450x255)

時々そうやって遊びながら、ろくろで削り終わった木を、削り馬でさらに細かく加工。
DSC_1146 (450x255)

2日目の夜ごはんは、長良川の河原でBBQ!
明日の英気を養いました。
DSC_1149 (450x255)

【3日目】
最終日、スプーンチームはさじ面の加工に取り掛かります!
DSC_1151 (450x255)

綺麗に仕上がったら、軽くペーパーをかけて
DSC_1154 (450x255)
完成~!
ろくろで引いたので、双子のスプーンがたくさんできました!
IMG_20170708_115529 (450x255)

スプーンで食べてみよう!
DSC_1159 (450x255)

かきごおりー!
DSC_1158 (450x255)
この日は暑かったので、最高の試食タイムでした。

昼前に、竹細工チームと合流して
3日間の体験で感じたことを共有。
DSC_1163 (450x255)
<中学生の感想(スプーンチーム)>
・樹は「節」が堅かった
・スプーンの木目がきれいにでた
・樹の色がきれい
・いい形のスプーンができた!
・頑丈なスプーンができた
・刃物の角度が難しかった
・左右対称に削るのが難しかった

最後は、みんないい笑顔でハイチーズ!
DSC_1167 (450x255)

森と木のスプーンとの繋がり、
そしてものづくりの楽しさを
みなさんなりに感じることができた3日間になっていればうれしいです。

竹細工チームの活動の様子は、また後日ご報告します!

(かしわ)
  1. 2017/07/13(木) 11:21:26|
  2. ┗ その他イベント等
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

指導者養成講座in滋賀② 地域の伝統文化&スプーンづくり!

今年は、琵琶湖の「ほとり・ポトリ」にて、6月~11月まで毎月一回、全6回の「グリーンウッドワーク指導者養成講座」を行っています。
第二回の講座を先日実施してきました。

<<2017年7月2日(日) 指導者養成講座初級編②>>

今日もまた、正体不明の木を割るところから。
19601054_1235130303263400_6371934092847264310_n(4509.jpg

案外、さっくり割れましたよ。
DSC_1067(450).jpg
樹を入手する際は、葉っぱを残していただきたいところです。。。

細かく割って、銑で四角く成型していきます。
DSC_1075(4509.jpg

チョッピングと呼ばれる、斧で粗削りの工程を行う技法にも挑戦。
DSC_1074(450).jpg

そう、今日は、スプーンづくりです!
我がグリーンウッドワーク協会のスプーンの匠、堀江さんの登場です。
DSC_1076(450).jpg

スプーンの型を作ります。
DSC_1083(450).jpg

あとは、工程を伝えながらガシガシと。
削るべし。
DSC_1086(450).jpg

削るべし!!
DSC_1087(450).jpg
↑これ、ちょっと「削りかけ」っぽいですね。
今回の講座は、「地域の伝統文化についての講義」と「スプーンづくり」。
ということで、グリーンウッドワーク協会が全国に講座に呼んでいただきながら集めた
日本のグリーンウッドワークを紹介しました。
DSC_1090(450).jpg

ほとり・ポトリは元民宿だった建物だそうで、
ここに奈良のつぼ杓子が!!
DSC_0951 (255x450)
岐阜県高山市の有道杓子と並ぶ、日本三大杓子のひとつです。これもあわせて紹介させていただきました。
DSC_1078(4509.jpg

さじ面
DSC_1092(450).jpg

全体をナイフで整えて
DSC_1097(450).jpg

完成です!
DSC_1099(450).jpg

この日は削る工程をじっくり味わうのが一番の目的でしたが、
みなさんしっかりと形になりました。

さあ、次回は森に出かけますよ!

(かしわ)
  1. 2017/07/12(水) 10:16:51|
  2. ┗ その他イベント等
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ